ネイリストにはさまざまな働き方があり、そのうちの1つに「出張ネイリスト」があります。
出張ネイリストは、個人宅やイベントブースなどに足を運び施術を行います。
本記事では、出張ネイリストの働き方や平均収入について解説します。
気になるメリット・デメリットや準備することなどもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
出張ネイリストとは？
出張ネイリストとは、個人宅・シェアサロン・イベントブースなどに自ら出向いて施術するネイリストです。
一般的にネイリストというと、ネイルサロンと雇用契約を結んで勤務するイメージを持っている方が多いかもしれません。
出張ネイリストは特定のネイルサロンと雇用契約を結ぶことはなく、企業や団体と自由に契約を結ぶ「フリーランス」として働きます。
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出張ネイリストの働く場所
出張ネイリストの働く場所は、主に「個人宅に訪問」「シェアサロン・レンタルスペース」「イベントブース」の3つです。
それぞれの違いについて解説します。
個人宅に訪問
個人宅訪問型は、お客様の自宅に訪問しネイルを施します。
場所代や交通費は施術費用に含まれているため、ネイリスト側の金銭負担が少ない点がメリットです。
ただしネイル用具をすべて持ち込む必要があり、車を持っていない場合は移動時の負担がデメリットといえます。
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シェアサロン・レンタルスペース
シェアサロンやレンタルスペースなど、店舗と提携して働くのも1つの手段です。
シェアサロン・レンタルスペースは時間単位で借りられ、ネイル用具が揃っているケースもあります。
1時間1,000〜2,000円程度のレンタル代がかかりますが、サロンの家賃と比較するとリーズナブルです。
資金面の問題から独立開業が難しい方は、店舗提携型の出張ネイリストがおすすめです。
イベントブース
企業や商業施設のイベントなどでブースを構え、来場したお客様にネイルを施すのも出張ネイリストの働き方の1つです。
ショッピングモールや駅ビル内などのイベントブースは集客力が期待できるため、固定客が獲得できず悩んでいるネイリストにもおすすめです。
出張ネイリストって稼げる？平均収入は？
出張ネイリストの収入は、自身の稼働時間や価格設定によって決まります。
仮に出張1件あたりの報酬単価を6,000円として、月収を計算してみましょう。
1日に2件の仕事があると仮定すると、日給は12,000円です。
月に20日稼働すると月収は24万円となります。
報酬単価や稼働時間を増やすことができると、さらに高収入を狙えるでしょう。
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出張ネイリストに向いている人
出張ネイリストに向いている方は以下の通りです。
- 自由な働き方がしたい
- フルタイム勤務が難しい
- すでに顧客が付いている
- フットワークが軽い
- スケジュール管理が得意
出張ネイリストは、時間に縛られず自由な働き方をしたい方に向いています。
子育てや介護で忙しく、サロンでのフルタイム勤務が難しい方にもおすすめです。
また、出張ネイリストは自分で集客する必要があるため、ネイリスト経験がありすでに顧客が付いている方に向いています。
サロンで指名が入る人気ネイリストの場合、出張ネイリストとして独立しても顧客が見込めるでしょう。
出張ネイリストは自由度が高い反面、フットワークの軽さやスケジュール管理が求められます。
移動にストレスを感じる方やスケジュール管理が苦手な方は、サロン勤務の方が適しているといえます。
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出張ネイリストのメリット･デメリット
出張ネイリストのメリット・デメリットを比較したうえで、自分に適しているか検討しましょう。
出張ネイリストのメリット
出張ネイリストの主なメリットは以下の通りです。
- 自由な働き方ができる
- 副業としても始めやすい
- 初期費用を抑えられる
出張ネイリスト最大のメリットは、自分のライフタイルに合わせて自由に働ける点です。
サロン経営のように家賃やリフォーム代がかからないため、初期費用を抑えられる点も大きなメリットでしょう。
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出張ネイリストのデメリット
出張ネイリストの主なデメリットは以下の通りです。
- 収入が不安定
- 集客力が必要
- 体力が必要
- スケジュール管理が求められる
出張ネイリストは、収入が安定しないため注意が必要です。
サロン勤務の場合は毎月決まった賃金をもらえますが、出張ネイリストは自分で顧客を獲得しなくてはいけません。
また、移動や荷物を持ち込む必要があるため、毎日が体力勝負です。
徹底したスケジュール管理管理や売上を維持する経営力も求められます。
出張ネイリストとして働く前に｜準備すること
出張ネイリストに対して「特別な知識が必要なのでは」「準備が大変そう」などのイメージを持っていませんか？
どのような準備が必要か確認しましょう。
開業届を提出
出張ネイリストは個人事業主となるため、事業を始める際には開業届の提出が必要です。
開業届の正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」で、開業から1ヶ月以内に税務署に提出する必要があります。
開業届を提出しなくても罰則はありません。
ただし、確定申告で節税効果の高い青色申告をするためには開業届の提出が必須です。
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メニュー表を作成
出張ネイリストとして働く前に、メニュー表を作成しましょう。
施術内容や料金はすべて自由に決められますが、しっかりと利益が出るように計算して設定する必要があります。
ただし、料金が高すぎると集客しにくいため要注意です。
メニュー表は、集客と利益のバランスを考えながら作成しましょう。
集客・宣伝
メニュー表を作成したら、続いては集客・宣伝を行います。
出張ネイリストにおすすめの集客・宣伝方法は以下の2つです。
- SNS
- 友人・知人の紹介
近年ではXやInstagramなどのSNSを活用して、ネイルサロンやネイリストを探す方が増えてきています。
SNSに施術場所や料金をくわしく記載しておくと、集客につながりやすいでしょう。
駆け出しの出張ネイリストには、友人・知人の紹介（口コミ）でお客様を増やす方法もおすすめです。
施術に必要なネイル道具・移動用バッグを購入
出張ネイリストは、施術に必要なネイル道具を自分で用意する必要があります。
シェアサロンを借りる場合はネイル道具が揃っているケースもありますが、原則として自分で用意しましょう。
また、ネイル道具を持ち運ぶための移動用バッグも必要です。
大型サイズのネイルバッグや旅行用キャリーケースなどを活用するとよいでしょう。
出張ネイリストとして働きたい方におすすめのネイルスクール3選
出張ネイリストとして働きたい方におすすめのネイルスクールは以下の3校です。
ネイルスクールシンシア
ネイルスクールシンシアは、代々木駅から徒歩約1分・新宿駅から徒歩約5分の場所にあるネイルスクールです。
ネイルスクールシンシアは開業サポートに力を入れており、とくに集客方法についてのセミナーが充実しています。
開業後も面談や無料セミナーを受講できるため、出張ネイリストを目指す方も心強いでしょう。
独立開業に向けた「ホームサロン開業コース」や、資格取得を目指す「検定対策コース」などの短期集中コースも豊富です。
ヒューマンネイルアカデミー
ヒューマンアカデミーは、全国に23の校舎がある国内最大級のネイルスクールです。
総勢200名以上の一流講師が在籍しており、高品質な授業を受講できます。
開業サポートにも力を入れており、営業資材の購入から宣伝の仕方まで細かく指導してくれます。
出張ネイリストを目指す方にとっても有益な知識を学べるでしょう。
アフロートネイルスクール
アフロートネイルスクールは、全国に22校舎を展開するネイルスクールです。
アフロートネイルスクールでは、自分のレベルや目標に合わせて選択できる多彩なコースを用意しています。
例えば、ホームサロン開業コースには「ネイルサロン開業スタートコース」「ジェル＆スカルプサロン開業コース」「ジェルorスカルプ専門サロン開業コース」の3種類があります。
出張ネイリストとしてあらゆる技術に対応したい方は、「ジェルorスカルプ専門サロン開業コース」がおすすめです。
出張ネイリストに関するよくある質問
出張ネイリストに関するよくある質問に回答します。
出張ネイリストの持ち物は？何が必要？
出張ネイリストの主な持ち物は以下の通りです。
- ネイル道具
- 衛生用品
- 照明器具
- 移動用バッグ
個人宅に訪問する場合は、家庭用の照明では手元が見えにくく施術しずらい可能性があります。
照明器具として、手元を照らす持ち運び用ライトなどを持参すると便利です。
出張ネイリストの交通費はどうする？相場はいくら？
出張ネイリストの交通費は、原則としてお客様側が支払います。
車移動の場合は駐車場込みで1,500〜3,000円程度、電車移動の場合は1,000〜2,000円程度が相場です。
出張ネイリストに資格は必要？おすすめのネイル資格は？
無資格でも出張ネイリストとして働けます。
とはいえ、ネイル資格もを持っていたほうが信頼につながり顧客を獲得しやすいでしょう。
プロネイリストの基準である「ネイリスト技能検定2級以上」や「ジェルネイル技能検定中級以上」の資格がおすすめです。
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出張ネイリストはサロン経験がなくても大丈夫？
サロン経験がなくても出張ネイリストとして働けます。
ただし、ゼロから認知を高めて集客しなければなりません。
サロン勤務で顧客を集めてから、出張ネイリストに転職したほうが安心でしょう。
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出張ネイリストは自由度が高く、育児や介護で忙しい方におすすめの働き方です。
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出張ネイリストとして成功を目指す方は、ぜひネイルスクールへの入学を検討してみてください◎
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