「ネイリストになりたいけれど、シングルマザーで仕事や子育ては両立できるの?」
「ネイリストの仕事だけで子供を育てていくことはできる?」
このような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
美容業界は安月給といわれることも多いため、ネイリストの仕事で安定して稼げるのか不安に思う方もいるでしょう。
また、子供といる時間を確保できるのかも気になるのではないでしょうか。
母子家庭でも、ネイリストととして働いている方はいます。
自宅サロンの開業すれば、育児と両立しながら高収入を目指せることも魅力です。
そこで今回は、子育てをしながらネイリストとして稼ぐ方法を解説します。
シングルマザーがネイリストになるのは難しい?
シングルマザーでも、ネイリストになることは可能です。
子育て中の資格取得は努力が必要ですが、現在ネイルサロンで働いているシングルマザーも多数います。
自分の趣味に費やせる時間がなくても、好きなことを仕事にすれば生活が豊かになるでしょう。
楽しみながら働くことで、育児にも良い影響をもたらすことが期待できます。
ただし、ネイリストになるなら仕事・育児と並行して勉強時間を確保しなければなりません。
簡単には資格を取得できないため、計画的に目標をたてましょう。
シングルマザーがネイリストになる5つのメリット
ネイリストになると、シングルマザーの悩みを解消できることもあります。
そんなシングルマザーならではのメリットを見ていきましょう。
手に職!資格があると就職・再就職しやすい
ネイリストは資格がなくても活動できます。
しかし、資格がなければ就職が難しかったり、ネイルサロン開業の際に集客に苦戦したりとデメリットが多いです。
現在活躍中のネイリストの多くは、ネイル資格を取得しています。
無資格は違法行為ではありませんが、ネイルの道に進むのであれば、資格取得が必須といえるでしょう。
就職においても、ネイルサロンは即戦力を求めているため、資格があるほうが有利です。
また、ネイリストはアルバイト・業務委託・契約社員など、さまざまな勤務形態から選択できます。
子どもが大きくなってからの再就職にも活かせるため、取得して損のない資格です。
ネイルに関わる仕事7選!それぞれの仕事内容とおすすめ資格を紹介
やりがいがある
ネイリストはお客様から感謝の言葉をいただけることも多くあります。
仕上がりを喜んでもらえたときには、大きなやりがいを感じられるでしょう。
成人式や結婚式などの特別な1日に関われることも、この職業ならではの魅力です。
接客マナーが身につく
ネイルの施術時間は平均1~2時間で、常にお客様と顔を向き合わせます。
接客業のなかでも特に会話時間が長い仕事のため、相手の気持ちを把握する力や話術が身に付くでしょう。
ネイリストとして学んだ接客マナーはどんな仕事でも活かせるため、将来転職をしたときも役立ちます。
お客さんと子育ての話を共有できる
ネイルは幅広い年齢層に親しまれており、子どもがいるお客様も多数来店されます。
自分と年齢の離れたお客様でも、子育てという共通の会話があれば長時間の施術を楽しんでもらえるでしょう。
ときには、人生の先輩であるお客様から子育てのアドバイスをもらえることも魅力です。
同世代のお客様であれば、ママ友のような会話もできるでしょう。
自宅サロンを開業すれば空き時間に働ける
自宅サロンなら、子どもが幼稚園・学校に行く時間や、習い事の時間だけでも働けます。
自分の都合に応じて勤務時間を決められるため、隙間時間に効率よく稼げるでしょう。
自宅ネイルサロンの収入って?開業資金と収入を上げる5つの秘訣
シングルマザーがネイリストになる前にチェックしておきたいこと
子どもと生活するためには、勤務時間や収入面も考慮しなければなりません。
こちらでは、ネイリストを目指す前に把握しておきたいポイントを解説します。
サロン勤務は時間の融通が効きづらい
ネイリストとしてデビューするなら、ネイルサロンへの就職が一般的です。
しかし、その勤務形態はシングルマザーには厳しいものがあります。
- 拘束時間が長い
- 遅刻・早退ができない
- 急な欠勤は不可
- 土日祝日の出勤が求められる
ネイルサロンはお客様と1対1で接する仕事で、あなた以外の代わりはいません。
遅刻・早退・欠勤ができない環境のため、小さな子供がいる場合は働きづらさを感じるでしょう。
また、正社員の場合、休憩を含めて最低9時間は拘束されます。
土日祝日に出勤できるスタッフが優遇されるため、預け先のないシングルマザーは就活で不利になるでしょう。
預け先を確保し就職しても、子どもとの時間を十分にとれない点がデメリットです。
子供が預けられる環境がないと難しいケースも
ネイルサロンに勤めるなら、子どもを保育園や幼稚園に預ける必要があります。
近年は待機児童の問題もあるため、早い段階から準備を進めておくとよいでしょう。
さらに、万が一に備えて親や兄弟などの協力者も必要です。
子どもが急に体調を崩しても、ネイリストはすぐに職場を離れられません。
保育園や幼稚園から連絡があった場合、代わりにお迎えをしてくれる人がいると安心ですよ。
ただし、ママさんネイリストが多いサロンは、スタッフ同士の協力で解決するケースもあります。
近所に頼れる人がいない場合は、就職時にサロンへ相談するとよいでしょう。
下積み期間は給料が安い
新人ネイリストの平均月給は16~20万円前後です。
ボーナスを含めると年収は200~240万円ほどで、20代女性と同等の収入といえます。(参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概要」)
一方、母子家庭の平均的な月間支出総額は約20万円ほどです。(参考:総務省統計局「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」)
手取り収入で考えると、新人ネイリストの収入では生活費が足りません。
2年目以降は基本給アップやインセンティブが期待できますが、下積み期間は貯蓄があるとよいでしょう。
ネイリストの就職事情!失敗しない働き先の選び方と面接の注意点
子育てしながら稼ぐには自宅サロン開業がおすすめ
収入や拘束時間を考えると、「シングルマザーの自分にはやっぱり無理かも」と思っていませんか?
ネイルサロンで働く場合は多くの懸念点がありますが、自宅サロンを開業すれば、子育てをしながら無理なくネイリストとして働けます。
- 働く時間を自分で決められる
- 預け先がなくても働ける
- 実力次第で初年度から高収入も狙える
自分1人でサロンを開業する場合、勤務時間は自分の自由に設定できます。
子どもとの時間を確保しながら働けるため、子育ての不安が軽減できるでしょう。
集客・価格設定などの課題はありますが、顧客がつけば安定した収入が得られます。
自宅サロンは賃料を抑えられるため、経費が少なく手取り収入が多いことが利点です。
自宅サロン開業する前に取得しておきたいネイル資格
魅力の多い自宅サロンですが、明確なコンセプトや技術力がなければ近隣の大手サロンに負けてしまいます。
近隣のサロンに勝る技術を得るため、基本的な資格は取得しておきましょう。
JNECネイリスト検定
ネイル資格のなかで最も有名な検定試験といえば、JNECネイリスト検定です。
1級から3級までの段階に分かれ、1級は年2回、2~3級は年4回の試験が開催されています。(参考:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)
一般的なネイルサロンでは2級以上の所持者を優先的に採用する傾向があり、多くのネイリストは2級を取得済みです。
合格率の高い3級は初心者のような印象を与えることもあるため、プロを名乗るなら最低でも2級を取得しておきましょう。
2級取得後に開業し、働きながら1級を目指すこともおすすめです。
ネイリスト検定とは?ネイル資格の種類と合格率・試験内容を難易度別に解説!
JNAジェルネイル検定
ネイルサロンで最も利用率が高いメニューはジェルネイルです。
お客様のニーズに応えるため、JNAジェルネイル検定中級までは取得するとよいでしょう。
なお、筆記試験はネイリスト検定と重なる内容が数多くあります。
なるべく短期間にまとめて受験すると勉強の負担を減らせるでしょう。
【2024年最新版】JNAジェルネイル検定とは?試験内容と最新日程を公開
資格取得におすすめ!東京のネイルスクール3選
今回は都心部でも特におすすめのネイルスクールを3校ご紹介します。
一流校の技術を通信講座で学ぶ手もあるため、都外在住のあなたもぜひチェックしてください。
ネイルスクールシンシア

できる限り費用をおさえつつ、確かな技術を身に着けたいなら東京新宿のネイルスクールシンシアがおすすめです。
- 自宅サロン開業支援が充実
- スクール通学費用が安価
- 通信講座で資格取得も可能
ネイルスクールシンシアは都内では安価なスクールですが、大会受賞歴のある一流の講師陣から指導を受けられます。
通信講座も充実しており、ネイリスト検定3級・2級の両方に対応したオンライン講座なら10万円程度で学習可能です。
最短3か月で資格が取得できるため、少しでも早く手に職を付けたいあなたにも適しているでしょう。
TKネイルスクール

子どもの預け先に悩んでいるなら、TKネイルスクールを検討してください。
- 都内初の託児所付きスクール
- 0歳児でも専属保育士が対応
- 保育士なしのキッズルームは無料で使用可能
TKネイルスクールは専属保育士が常駐しており、いつでも子どもと一緒に通学可能です。
数少ない託児所付きスクールのため、20代後半から30代前半のママさんが多数通学しています。
近い境遇の仲間と同じ目標を目指して切磋琢磨できる点も大きな魅力です。
ヒューマンアカデミー

1つの検定講座にしぼって費用を抑えたいなら、ヒューマンアカデミーも視野にいれましょう。
- スクール通学費用が安価
- 通信講座もサポートが充実
- 出産・育児での長期休学も可能
ヒューマンアカデミーも通学費用が安価なスクールのひとつです。
特に検定講座の安さが魅力で、ネイル検定2級対策講座であれば10万円以下で学習できます。
基本的には独学で、資格対策のみ指導を受けたい場合に適しているでしょう。
シングルマザーネイリストに関するよくある質問
シングルマザーがネイリストを目指す際、最も注目されるのは学習費用や収入です。
今必要な金額や将来的な収入を把握し、家計と照らし合わせてみましょう。
シングルマザーのネイリストはいくら稼げますか?
ネイルサロンで働く新人アルバイトの時給は1,000~1,500円程度です。
正社員として就職した場合でも、1年目の月収は16~20万円前後にとどまります。
母子家庭の生活費を考慮すると、初年度の収入は不十分に感じるでしょう。
しかし、歩合制のサロンなら、指名率次第でインセンティブが手に入ります。
数年後に店長のような役職がつけば、月に30万円ほどの収入を得ることも可能です。
粘り強く働けば、雇われネイリストでもしっかり稼げるでしょう。
なお、自宅サロンを開業した場合、顧客数や料金設定によっては月収30万円以上も狙えます。
シングルマザーの悩みを解消できる働き方ともいえるため、挑戦する価値はありますよ。
ネイリストは儲かる3つの理由と年収アップを狙う経営の極秘戦略
シングルマザーがお金をかけずにネイルを学ぶ方法はありますか?
確かな技術力を身に着けるには、ネイルスクールで基礎から学ぶことが最も理想的です。
しかし、サロン就職に必要なネイル検定2級取得を目指すなら、安価なスクールでも40万円程度の費用がかかります。
どうしても予算がかけられない場合は、以下の学習方法を検討してください。
- 通信講座
- 独学+検定対策のみ通学
- 未経験OKのサロンで働きながら学ぶ
ネイル通信講座なら、10~20万円程度の予算でネイル検定2級取得を目指せます。
筆記試験の内容を独学で進め、実技指導のみ受ける場合はさらに費用を抑えられるでしょう。
また、未経験者の研修制度が充実したサロンに就職することもひとつの手です。
お給料をもらいながら技術を学べるため、余計な出費がありません。
今すぐネイリストになりたいあなたは検討してみてください。
ネイリスト費用はいくら必要?安く学べるスクールと節約方法を紹介
まずは行動から!シングルマザーでネイリストを目指すならネイルスクール
シングルマザーでネイリストを目指すなら、できる限り学習費用を抑えたいですよね。
しかし、基礎が不十分なままネイリストになると、顧客がつかず長期的に仕事を続けられないリスクがあります。
せっかく得た資格を活かすなら、レベルの高い講師から技術を学んで高収入のネイリストを目指すことがおすすめです。
自宅サロンを成功させれば生涯年収がアップして、子どもとの生活にも余裕が出ます。
5~10年後の未来まで想定するなら、まずはネイルスクールに通学しましょう。
子どもが小さく不安がある場合は、スクールのオンライン相談から活用してみてください。