ネイルチップ販売は、在宅で稼げる副業として注目を集めていますが、「販売のやり方がわからない」「ネイリストではない人も稼げる?資格は必要?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで今回は、ネイルチップ販売で収入を得るコツや、具体的なやり方をご紹介します。
ネイルチップ販売で副業するなら今!その理由は?
ネイルチップはジェルネイルよりも長い歴史を持っています。
しかし、ハンドメイドのネイルチップが注目されるようになったのは、ここ数年の事です。
そこでこちらでは、「ネイルチップ販売を始めるなら今!」といわれる理由をご紹介します。
ネイルサロン代を節約したいと考える人が多いから
物価高が問題となる昨今では、美容代を抑えたいと考える人が増えています。
1回の施術で1万円程度かかるネイルサロンは、多くの消費者にとって高額です。
なかでもジェルネイルは毎月のお手入れが必要になるため、サロン通いを諦める方も少なくありません。
最近ではセルフネイルを始める方も増えましたが、セルフネイルは時間がかかるうえ、クオリティがプロに劣ることが難点です。
一方、プロのネイリストが作成したネイルチップは
- クオリティが高い
- 購入費用が安い
- 繰り返しネイルを楽しめる
上記の3点をクリアしています。
ネイルサロン代を節約しつつ、クオリティの高いネイルを楽しみたいという需要に即していることが、消費者から支持を集めるひとつの理由です。
気軽にデザインチェンジが楽しめるから
ジェルネイルのメリットは持続性が高いことです。
しかし、裏を返すと長期間同じデザインで飽きやすいことがデメリットといえるでしょう。
一方、ネイルチップは短期間で付け替え可能なため、気軽にデザインを変更できます。
セルフネイルよりデザイン性が高い点もメリットです。
また、ネイルを含めたトータルコーディネートを楽しみたい方からも支持を集めています。
ネイルチップ販売の方法6選!ぶっちゃけいくら稼げる?
ネイルチップの販売方法には、複数の選択肢があります。
稼ぎたい金額や販売にかかる手間、ネイル歴などから、自分に最も適した選択肢を探してみましょう。
1.ネイルチップ専門の販売サイトで販売する
まとまった金額を受け取りたい方は、ネイルチップ専門の販売サイトがおすすめです。
契約内容は企業によって異なりますが、納品量が定められている場合は月収がゼロになりません。
なかには「〇セットで〇円」と作成数が決まっているケースもあります。
自分で販売を担う場合は、購入されない限り収入がありませんが、販売サイトに納品する場合は作った分だけ収入が得られる点がメリットです。
自宅にいながらアルバイトやパートと同程度、またはそれ以上の金額を稼げる可能性もあるでしょう。
2.ハンドメイド(アプリ・サイト)で販売する
ネイル資格を持つ方は、minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)などのハンドメイドサイトを通した販売方法もおすすめです。
メルカリなどのフリマサイトよりもクオリティが高い傾向にあり、シンプルなデザインでも単価は2,000〜3,000円程度に及びます。
成人式や結婚式用のオーダーチップは4,000円〜5,000円程度で取引されることもあるため、人気ネイリストとなれば高収入を狙えるでしょう。
1日3件のオーダーチップを作成できる場合は、月30万円程度の収益を得ることも可能です。
ハンドメイドサイトは出品者が多く、競合との差別化が必須です。
Instagramを通して自分の得意なデザインや世界観を発信し、ファンを増やすことを意識しましょう。
3.フリマアプリで販売する
初心者の方はフリマサイトでの販売もおすすめです。
メルカリやラクマなどのフリマアプリは、気軽に始めやすいうえに手数料を抑えられます。
資格を持たないアマチュア作品も数多く出品されており、初心者が挑戦しやすい環境といえるでしょう。
相場価格は500〜2000円程度とやや低めで、1000円以下のネイルチップも多いことが特徴です。
ただし、シンプルなデザインを短時間で作成して大量に販売すると、効率的に収益を得られるでしょう。
1つ1000円の商品でも、1日3件販売すれば月5万円以上の収入を狙えます。
4.自分のネットショップを作って販売する
ネイルチップ販売を本格的に始める場合は、ECサイトの開設も検討しましょう。
自分だけのオンラインショップをオープンすることで、ブランディングが可能になります。
ファンがつきやすく、周囲との差別化を図れる点がメリットです。
近年はBASEやshopifyなどの運営サービスが充実しており、気軽にネットショップを始められるようになりました。
サイト開設には多くの知識を必要としないため、パソコンの操作に自信がない方でも無理なく始められるでしょう。
5.業務委託で販売する
業務委託販売とは、雑貨店やハンドメイドショップの一角に商品を置く方法です。
接客や集客の手間をかけず、多くの人の目に触れます。
出店に必要な費用は、販売手数料と出店料の2点です。
手数料の目安は25〜40%程度で、出店料はブースの位置や大きさによって変動します。
お客様の目につきやすい優位置ほど費用は高額になりますが、販売のチャンスが多く売れやすいことがメリットです。
例えば、以下の条件では月に約5万円の収益が得られます。
- 出店料…5,000円/月
- 販売手数料…25%
- ネイルチップ単価…2,500円/個
- 販売点数…30個
2,500(円)×30(個)×0.75(%)-5000(円)=51,250円
また、業務委託販売はオーダーチップのような納期がないため、自分のペースで作業を進められます。
本業や家事・育児と並行する方にとっては、メリットの多い方法といえるでしょう。
6.イベントに出店・販売する
ネイルチップはイベントでの販売も可能です。
ハンドメイド小物を扱う以下のイベントでは、多くのネイルチップ作家が出店しています。
- デザインフェスタ
- ハンドメイドマーケット
- ハンドメイドインジャパンフェス
ハンドメイド作品に関心の高い客層が多いことから、短期間で多くの商品を販売できることがメリットです。
お客様に直接販売できる数少ない機会となるため、お客様の需要を知るチャンスにもなるでしょう。
イベントでは多くの販売者がショップカードを配布しています。
イベント終了後にSNSやオンラインショップから購入してもらえる可能性があるため、出店時は事前に用意しておくと良いでしょう。
初心者OK!ネイルチップ販売を成功させるコツ
ネイルチップ販売は競合が多く、対策なしでは商品が全く売れないことも。
しかし、販売のコツを把握すると、初心者でも収入を得られるチャンスがあります。
まずは以下の方法を実践して、ネイルチップ販売を成功させましょう。
SNSで集客→フォロワーに販売する
ネイルチップの購入を検討しているお客様の多くが、Instagramで商品を探しています。
ハンドメイドサイトやフリマアプリだけでは販売数が伸びないため、まずはSNSでの集客に力を入れましょう。
Instagramは画像・動画・文章で作品の魅力を伝えられ、ファンを増やしやすい方法です。
写真や動画の撮り方だけでなく、ハッシュタグや投稿時間も意識して認知度を高めましょう。
さらにInstagramショッピング連携機能を使用すると、そのまま販売サイトで購入することも可能です。
販売のチャンスを逃さないためにも、Instagramは最大限活用していきましょう。
ネイル資格を取ってプロネイリストだとアピールする
世間で流通するハンドメイドネイルチップのなかには、資格を持たない人の作品も多数存在します。
写真ではクオリティを判別しづらいケースもあり、資格の有無が比較検討の材料になることも珍しくありません。
無資格者のネイルチップは安価でない限り売れず、長期間続けることが難しいことも懸念点です。
お客様の信頼を得て、長期間販売を続けるためには、以下の資格取得を目指しましょう。
JNECネイリスト技能検定試験3級
JNECネイリスト技能検定試験は、ネイル業界で最も歴史が長い有名な資格です。
これから資格を取得する方は、まず本試験の合格を目指しましょう。
初心者向けの3級はネイルの基礎に関する知識と技術力が試されます。
自爪に施すネイルの知識や技術力を問われる2級・1級の内容は、ネイルチップ販売において必須の資格ではありません。
レベルの高い資格はお客様の信頼度や自分の技術力を高める効果がありますが、販売開始時点では3級で十分でしょう。
JNAジェルネイル技能検定試験初級
JNECネイリスト技能検定試験の実技試験はポリッシュで実施されますが、ネイルチップを作成する際は主にジェルを使用します。
実用性を考慮する場合は、試験でジェルを扱うJNAジェルネイル技能検定試験がおすすめです。
なお、JNECネイリスト技能検定試験3級とJNAジェルネイル技能検定試験初級の筆記試験は出題範囲が重なる点も多くあります。
試験勉強の負担を軽減するためには、2つの試験を同時期に受験すると良いでしょう。
ネイルチップ販売に役立つ資格が取れる!人気のネイル通信講座3選
ネイルチップ販売を成功させるためには、販売のノウハウを学び、ネイルの技術を磨くことが重要です。
予算を抑えつつプロの指導を受けるためには、ネイルスクールが展開する通信講座を利用しましょう。
以下では、資格が取りやすい人気のネイル通信講座を3つご紹介します。
1位:ネイルスクールシンシア
開業サポートが手厚いことで有名なネイルスクールシンシアは、通信講座でも開業支援を実施しています。
集客のノウハウも学べるため、本格的にネイルチップ販売を始めたいと考えている方にぴったりでしょう。
受講費用が相場価格よりも安いこともポイントです。
JNAジェルネイル検定初級、JNECネイリスト検定3級に対応したベーシックコースは10万円以下で受講できます。
質問や作品の添削は認定講師が実施しているため、予算を抑えながら要点を把握できるでしょう。
2位:ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーの通信講座は、独自の学習アプリで学習を進めます。
申し込み直後から学習を始められるため、今すぐに学び始めたいという方におすすめです。
疑問点はアプリで質問できるため、早期に疑問を解消できることもメリットといえるでしょう。
ネイルチップ販売をメインで行う場合は、ネイリスト検定(2・3級)コースがおすすめです。
全国各地で開催される校舎のフリーレッスンにも参加できるため、技術を磨きやすいでしょう。
3位:アフロートネイルスクール
アフロートネイルスクールの通信講座は動画視聴・テスト・課題・面談の4ステップで進行します。
講師に直接質問ができるため、自分の苦手なポイントも克服できるでしょう。
直接指導を受けたい場合は、有料の単発スクーリングを併用できます。
受講料には教材費が含まれており、プロ用の道具がお得に手に入ることも魅力です。
講座で購入した道具はネイルチップの作成にも使用できるため、販売開始時の経費も抑えられるでしょう。
ネイルチップ販売で成功させるならネイルスクール!

ネイルの仕事を始めるにあたり、最も予算を抑えられる方法は独学です。
しかし、無資格者のネイルチップは単価が安く、稼げる金額が限られます。
高収入を目指すためには、ネイルスクールで高い技術力を学び、資格を得ることがおすすめです。
予算を抑えたい場合は通信講座も検討できるため、まずは気になるネイルスクールに問い合わせてみてください。