ネイルスクールに通うためには、入学金や受講料などある程度まとまったお金が必要です。
「仕事を辞めてしまって収入がない」「専業主婦で旦那の理解を得られない」など、まとまったお金を準備できない方もいるでしょう。
そこで本記事では、ネイルスクールに無料で通う方法を紹介します。
金銭的な理由でネイルスクールで学ぶことを諦めていた方は、ぜひチェックしてみてください。
ネイルスクールに無料で通う方法

ネイルスクールに無料で通う方法には、主に職業訓練(ハロートレーニング)とネイルスクール無料体験の2つの選択肢があります。
職業訓練校に通うと、無料でネイルを学べるだけでなく、職業訓練給付金として月に10万円が支給されます。
ただし、職業訓練校に通うためには複数の条件を満たす必要があり、通いたくても通えない方もいます。
一方、ネイルスクール無料体験に受講資格はなく、基本的には誰でも気軽にネイルを学べる点が特徴です。
職業訓練制度を利用しネイルを無料で学ぶ

「ネイルスクールに無料で通いたい」という願いを叶えてくれるのが職業訓練制度です。
職業訓練校「ネイルスクール」についてくわしく解説します。
職業訓練(ハロートレーニング)とは
職業訓練(ハロートレーニング)とは、求職中の方を対象とした職業訓練制度です。
就職やキャリアアップを実現するために、必要な職業スキルや知識を原則無料※で習得できます。
職業訓練(ハロートレーニング)を受講する方には、ハローワークや訓練実施機関が積極的に就職支援を行っています。
また、月10万円の職業訓練受講給付金を受給できる点も魅力です。
※テキスト代は自己負担となります
職業訓練校「ネイルスクール」の学習内容
職業訓練校のネイルスクールには、「ネイリスト育成科」や「ネイリスト養成科」などがあります。
学習内容は訓練実施機関や実施時期によって異なりますが、2023年実施予定の一例を紹介します。
コース名 | 訓練内容 |
---|---|
ネイリスト養成科 | 受付対応などの顧客対応、ネイルケア、カット、カラーリング、ネイルアート、ジェルネイルに関する知識および技能・技術を習得する |
ネイル技術科 | ネイリストの仕事に関するネイルケア・カラーリング・ネイルアート・ジェルネイルの知識及び技術・技能を習得する |
ネイリスト育成科 | ネイルに関する技能・知識を習得し、相モデルにて技術を身に付ける |
参考:ハローワークインターネットサービス「職業訓練検索・一覧」
職業訓練校「ネイルスクール」の募集期間
職業訓練校のネイルコースは、年に数回定期的に募集が行われています。
今後実施予定のネイルコースと募集期間は、職業訓練検索から確認できます。
職業訓練校の申し込み手順
職業訓練(ハロートレーニング)の申し込み手順は以下の通りです。
- 求職申込み・職業相談(ハローワーク)
- 受講申込み(ハローワーク・職業訓練実施施設)
- 面接・筆記試験(職業訓練実施施設)
- 選考結果通知(職業訓練実施施設)
- 受講あっせん(ハローワーク)
- 受講(職業訓練実施施設)
職業訓練校・求職者支援訓練の応募条件
職業訓練校・求職者支援訓練の応募条件は以下の通りです。
- ハローワークに求職の申込みをしていること
- 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
- 労働の意思と能力があること
- 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
職業訓練受講給付金(10万円)の受給資格
職業訓練を受講している期間は、1ケ月ごとに職業訓練受講給付金が支給されます。
職業訓練受講給付金は以下の3つです。
- 職業訓練受講手当:月10万円
- 通所手当:月上限42,500円
- 寄宿手当:月上限42,500円
職業訓練受講給付金の受給条件は以下の通りです。
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 訓練実施日全てに出席する
- 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により特定の給付金の支給を受けていない
- 過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない
職業訓練校「ネイルスクール」のデメリット

職業訓練校にはデメリットもあります。
とくに気になる3つのデメリットを見ていきましょう。
選考に落ちる可能性がある
職業訓練校は、受講条件を満たしていても選考に落ちる可能性があります。
受講の申込みをした後、訓練実施機関で面接・筆記などを受けて合格すると職業訓練校に通えます。
しかし、以下のようなケースでは選考に落ちる可能性があるため要注意です。
- 人気コースで倍率が高い
- 離職前と同じ業種のコースを選択
- 雇用保険の延長給付や資格取得が目的と判断された場合
訓練校が指定する学習時間を厳守しなくてはならない
2つ目のデメリットは、訓練校が指定する学習時間を厳守しなくてはならない点です。
職業訓練校の長期間ネイルコースは、学習時間が3~4ヶ月程度に設定されており、自分のペースで学ぶことができません。
集団授業のため挫折するケースも
職業訓練校は集団授業のため、講師の目が行き届きにくく、細かい技術を習得しにくいデメリットがあります。
講師に質問するタイミングを逃し、不明点や苦手な部分がそのままになってしまう可能性もあるでしょう。
一度つまづくと挫折しやすいため、不安な方は少人数ネイルスクールを選択した方が安心です。
ネイルスクールの無料体験を利用する

職業訓練校の受講資格を満たしていない方は、ネイルスクールの無料体験を利用することをおすすめします。
ネイルスクール無料体験の内容
多くのネイルスクールでは見学会を実施しており、見学の一環として無料レッスンを受講できるケースがあります。
無料体験の内容はネイルスクールによって異なりますが、一例として以下のような体験ができます。
- ジェルネイル体験
- 3Dアート体験
- ファイリング体験
無料でネイルを学びたい方は、ぜひネイルスクールの無料体験を活用してみてはいかがでしょうか。
東京の安いネイルスクール3選!スクール選びに役立つ5つのポイント
ネイルスクール無料体験を実施するネイルスクール3選

ネイルスクール無料体験を実施するネイルスクールを3校紹介します。
ネイルスクールシンシア

ネイルスクールシンシアは、代々木駅から徒歩約1分の場所にあるネイルスクールです。
随時無料説明会&体験レッスンを実施しており、授業の進め方や進路状況などを確認できます。
無料レッスンでは、約100種類のサンプルの中から好きなアートを選んでジェルネイルを体験します。
無料説明会&体験レッスンは公式サイトから申込み可能です。
クラスタイルネイルカレッジ
クラスタイルネイルカレッジは、ライフスタイルに合わせて通学制・通信制・スクーリング制から選択できるネイルスクールです。
クラスタイルネイルカレッジでは、定期的に無料ネイル体験イベントを開催しています。
無料オンライン体験では、オンライン上で講師に直接教えてもらいながらファイリングを体験できます。
アフロートネイルスクール
参照:アフロートネイルスクール
アフロートネイルスクールは、全国に22校舎を展開するネイルスクールです。
アフロートネイルスクールではスクール見学&説明会を開催しており、実際の授業風景を確認できます。
開催期間中は毎日申込み可能となっているため、公式サイトからご確認ください。
ネイルスクール無料に関するよくある質問

最後に、ネイルスクール無料に関するよくある質問に回答していきます。
無料ネイルスクール職業訓練校でネイリストになれる?
職業訓練校のネイルコースで学び、ネイリストになることは可能です。
職業訓練校にはネイル資格に対応したコースもあるため、ネイルの基礎を学んでから資格取得を目指すことをおすすめします。
ネイルスクールの無料体験は誰でも利用できる?
ネイルスクールの無料体験は、原則として誰でも利用可能です。
ただし、入学希望者の見学会を兼ねている場合は、基本的には入学条件を満たしていることが前提となります。
多くのネイルスクールでは、入学条件を「義務教育修了者以上」としています。
無料体験の詳細は各ネイルスクールに問い合わせた方が確実です。
ネイルスクール無料体験を活用して効率よく学習しよう
ネイルスクールに無料で通う方法には、職業訓練とネイルスクール無料体験の2つがあります。
無料でしっかりとネイルの知識・技術を身に付けたい場合は、職業訓練を選択した方がよいでしょう。
ただし、職業訓練を受けるためには複数の条件を満たす必要があります。
受講条件を満たしていない場合や、気軽にネイルを学びたい場合は、ネイルスクール無料体験を活用することをおすすめします。