ネイルサロン開業

自宅ネイルサロンの収入って?開業資金と収入を上げる5つの秘訣

自宅ネイルサロンの収入って?開業資金と収入を上げる5つの秘訣

「自宅ネイルサロンってどのくらい稼げるの?」
「ネイルサロンの開業に憧れるけど、収入面が不安定になりそうで心配」

 

現在あなたは、このような不安や悩みを抱えていませんか?

 

そこで今回は、自宅ネイルサロンの収入事情について調査しました。

 

「開業資金の内訳」を始め、「収入を上げる秘策」や「独立する上で注意すべき点」などをわかりやすく解説しています。

 

これから開業予定の方はもちろん、すでに自宅ネイルサロンを運営していて更なる収入アップを目指す方にとっても必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください。

 

自宅ネイルサロンの収入「いくら貰える?」

自宅ネイルサロンの収入「いくら貰える?」

自宅ネイルサロンは、売上から経費を引いた金額が収入になります。

 

経費は「家賃」「光熱費」「ネイル商材費」などを含んだ合計金額で、売上の2割程度に収めるのが理想です。

 

固定給や時給で働く正社員やアルバイトとは異なり、働いた分が収入として直結するため、月収50万円以上を狙うのも夢ではありません。

とはいえ、稼働時間を増やせば収入も比例しますが来客がなければ無収入です。

そのため、収入を増やすためには「安定した集客を得る」がもっとも重要であるといえるでしょう。

 

ネイリストの給料は低い?平均年収はいくら?ネイリストの収入と働き方を調査!

ネイリストの平均月収

ネイリストの平均月収

ネイリストの平均月収はいくらでしょうか?

ネイルサロン勤務の「正社員」「パート・アルバイト」それぞれの平均額を調査しました。

 

ネイルサロン勤務「正社員」の場合

ネイルサロンに勤務する「正社員」の月収は16〜25万円程度といわれており、年収にすると約200〜250万円が平均的です。

 

ネイリスト未経験の初任給が低いのは、技術職ならではの特徴だといえます。

 

基本給とは別に「指名・売上歩合」「役職手当」などが付与されるケースも多く、成果や実力を上げれば給料アップも見込めます。

 

さらに、店長クラスになると「基本給」+「役職手当」+「歩合」すべて合わせた金額が給与として反映されるため、月に30万円以上を稼ぐことも十分に可能です。

 

ネイルサロン勤務「パート・アルバイト」の場合

ネイルサロンに勤務する「パート・アルバイト」の場合、時給1,000〜1,500円程度が相場です。

 

1日6時間ほどの勤務時間で週3回働いた場合、月収に換算すると10〜15万円程度の収入になります。

 

都心部に近い地域では「顧客数」「売上額」も多く見込めるため、地方に比べて時給も高くなりやすい傾向です。

 

自宅ネイルサロンに必要な開業資金

自宅ネイルサロンに必要な開業資金

自宅ネイルサロンの最大のメリットは、店舗家賃が発生しないことです。
そのため、開業資金を10〜30万円程度に抑えることも可能でしょう。

 

以下の表は、開業資金の内訳例です。

項目 金額
施術に必要なネイル道具一式 10万円程度
施術に必要な家具類 5万円程度
光熱費 2万円程度
経営が軌道に乗るまでの運転資金 10万円程度

 

施術に必要なネイル道具・家具類は、メーカーによって価格帯もさまざまです。

費用をできるだけ抑えて開業したい方は、上限を決めて予算の範囲内でやりくりするよう心がけるとよいでしょう。

 

また、開業当初は売上見込みが立たないことも考えられます。

運転資金を準備して、顧客との信頼関係の構築に力を注ぎましょう。

 

ネイルサロン開業資金はいくら必要?費用の内訳・節約方法も紹介

 

自宅ネイルサロン収入アップに繋がる5つのポイント

自宅ネイルサロン収入アップに繋がる5つのポイント

自宅ネイルサロン収入アップに繋がるポイントを5つの具体例とともに解説します。

これから開業を目指す方は、この機会にチェックしておきましょう。

 

集客にSNSを活用

トレンドファッションや流行を知るのに、SNSを使うという方も多いのではないでしょうか。

ネイルサロンを利用するユーザーも同様で、InstagramやTikTokで好みのネイリストを見つけて予約する層が増えています。

 

SNS集客は「この人にネイルを任せたい!」「この人だったら要望を叶えてくれそう」と思ってもらえる投稿を続けることが重要です。

 

機械的にデザインを掲載するだけじゃなく「爪のケア方法」や「お役立ち情報」を発信することで、ユーザーの信頼アップにつながります。

 

SNS集客で、さらに重要なのは投稿頻度でしょう。
投稿頻度が低ければ「情報が古い」「必要性を感じない」と判断され、フォロー解除されてしまう可能性もあります。

 

集客を狙ってSNSを活用するのであれば「数回だけ投稿して放置」なんてことにならないよう、ユーザー目線に立って定期的に更新するよう心がけましょう。

 

顧客管理の徹底

サロン経営は、新規集客以上にリピート顧客を増やすことが重要です。

 

新規客の多くは、自身の悩みや要望を解消してくれるサロンを探しています。
まずは顧客に寄り添ったカウンセリングで悩みを引き出し、満足度を高めるサービスを提供しましょう。

 

新規客をリピーターに繋げるためには、来店後のフォローも大切です。

 

「次回の予約を入れて帰るとオフ代が500円引きになる」
「来店から3週間後の付け替え時期にダイレクトメッセージを送信する」
など、サロンへの再来が習慣化するような施策を考えておくとよいでしょう。

 

施術時間の見直し

ネイルサロンは、美容室のように同時進行で施術を行えません。

1人あたりの施術が3時間の場合、1日に対応できる人数は2〜3人程度です。

しかし、1人あたりの施術時間を2時間に短縮できれば1日の対応人数は4人になり、その分の売上アップも見込めます。

 

このように、回転数を上げて利益を得るのも一つの策として有効的です。

 

施術時間の短縮が難しい場合は、普段の動きに無駄がないか動画に納めて確認してみましょう。
自分の動きを第三者視点で見ると、改善点がわかりやすくなりおすすめです。

 

平均単価を上げる

収入アップを見込むためには、平均単価を上げる施策を打ちましょう。

 

自宅ネイルサロンだからといって、安易にメニュー金額を下げて安売りすることは危険です。

 

もともとの金額設定が低いと施術人数を多くこなしても収入アップに繋がりにくく、ネイリストの体力も奪われてしまいます。

 

また、価格に惹かれて来店するお客様は安さを求めてサロンを転々とする可能性が高いため、リピーターとしても定着しにくいと言われています。

 

メニュー金額は周辺サロンの相場に合わせた適正価格を設定し、「オプションメニュー」や「物販商品」をおすすめして単価アップを狙いましょう。

 

材料費を抑える

収入アップを狙うには、コストを削減し利益率を上げる努力も必要です。

 

以下の例を参考に、材料費を削減できる箇所はないか確認してみましょう。

  • リーズナブルで品質のよいジェルメーカーに切り替える
  • 消耗品はセールでまとめ買いする
  • トレンドアイテムは必要以上にストックしない

 

材料費の削減でもっとも重要なのは、在庫を抱えすぎないことです。

 

ネイルのトレンドは移り変わりが激しく、次々に新色カラーや新作パーツが販売されます。

 

お客様に飽きさせないため流行を追うのは大切ですが、トレンドアイテムを必要以上に発注するのは、在庫過多になる可能性が高いためおすすめしません。

 

「数量限定」「無くなり次第終了」など、希少価値を高める提案方法を身につけ、不要な在庫を抱えないすぎないよう注意しましょう。

 

自宅ネイルサロンを成功させる秘訣

自宅ネイルサロンを成功させる秘訣

自宅ネイルサロンを成功させる4つの秘訣について紹介します。

サロン経営に失敗しないためにも、記事の内容を参考に取り組みましょう。

コンセプトの一貫性

顧客が離れないサロンは、コンセプトに一貫性があります。

 

「深爪矯正専門店」「30代OL女性のためのネイルサロン」といったように、特化した専門分野があれば顧客にダイレクトにアプローチをかけることができるため効果的です。

 

反対に、方向性や目標が明確でないサロンは他店との差別化が図りにくく高い集客も見込めません。

 

ターゲットを具体的に決め、自身の強みは何か、どんな技術を提供したいかを考えた上でサロンコンセプトを絞り込んでみましょう。

 

信頼度の高い接客

人気のあるネイルサロンは、施術中の接客サービスにも力を入れています。

 

目線を合わせ笑顔で対応するのはもちろんのこと、お客様の要望を汲み取ったプロならではの提案を行いましょう。

また、美しいネイルを提供する職業だからこそ身だしなみを整えて現場に立つことも大切です。

 

お客様に安心感を与え、信頼されるネイリストを目指しましょう。

 

安定した技術力

ネイリストは、常に技術のアップデートを更新し続けることが大切です。

 

ネイル業界は流行の移り変わりが激しく、古い技術だけだとすぐに飽きられてしまいます。

 

トレンドや最新アートなど技術に対する追求を怠らず、常に向上心を持って取り組みましょう。

 

ネイルスクールで経営ノウハウを学ぶ

この記事では「自宅ネイルサロンを成功させる秘訣」に関する一部の情報のみを公開しています。

 

生き残るネイルサロンを目指すためには、開業に特化したネイルスクールで経営のノウハウを学ぶのもよいでしょう。

 

ネイルスクールでは、実際の体験をもとにした成功談・失敗談が聞けるだけじゃなく、集客サポートやネイル商材を安く購入できるなど充実した体制が整っています。

ネイルの資格取得と並行して、この機会に経営に関するさらなる学びを深めてみてはいかがでしょうか。

 

失敗しないネイルスクールの選び方!ネイルスクール選びの基準を徹底解説◎

 

自宅ネイルサロンで気を付けること

自宅ネイルサロンで気を付けること

自宅ネイルサロンを運営する上で「気をつけるべきこと」を、3つ例に挙げてお伝えします。

 

開業届の提出

自宅ネイルサロンは個人事業にあたるため、税務署に出向き「開業届」の届け出を行いましょう。

 

国税庁のホームページには「開業届は事業を開始した日から1か月以内に提出してください」と記載されています。

 

ネイルサロンの場合、開業届の提出は必須事項ではありませんが「個人事業の証明」や「青色申告ができる」など多数のメリットが得られます。

 

参考:国税庁公式サイト「個人事業の開業届出・廃業届出手続」

 

居心地のよい空間作り

自宅ネイルサロンは、限られた空間であるため生活感が出てしまいがちです。

 

施術場所とプライベートスペースを切り離すなどの対策を行い、お客様にとって居心地のよい空間作りを提供するよう心がけましょう。

「カラフルな色使いは控えて、統一感のあるインテリアに整える」
「アロマや照明で非日常を演出する」
など、お客様がリピートしたくなるようなおしゃれな内装を追求するのもおすすめです。

 

また、店舗としてサロンを運営する以上は清潔感をキープすることが重要です。

施術スペースだけに限らず、お客様が利用する可能性のあるトイレや玄関周りなども念入りに清掃しておくとよいでしょう。

 

トラブルの対処法

自宅ネイルサロンは、住居に他人を招いて1対1で施術を行います。

そのため、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があることを十分に理解し、未然に防ぐ対策を取るよう心がけることが大切です。

 

トラブルを未然に防ぐ対策例は以下のとおりです。

  • 知人・紹介者限定にする
  • 女性のお客様限定にする
  • 「免責同意書」を用意し、すべての利用者にサインを貰う
  • 住所は大まかな地域までの公開とし、予約当日まで番地は伏せる

 

「免責同意書」は、施術後に起こる可能性のあるトラブルについて事前に説明し承諾を得るための書類です。

万が一お客様とトラブルになった場合でも「同意書の許可を得ている」と主張ができるため、事前に準備しておくとよいでしょう。

 

自宅ネイルサロン以外で収入アップを目指す方法

自宅ネイルサロン以外で収入アップを目指す方法

自宅ネイルサロンのほかに、新たな収入源を作ることで収入アップを見込めます。

ここでは、2つの働き方を例に挙げて紹介します。

 

シェアサロンで収入を得る

シェアサロンとは、ネイルサロンや美容室などスペースの一角を借りて営業する働き方です。

 

料金は月額制や時間制など、シェアサロンによってさまざまですが、1時間あたり数千円程度で利用できます。

 

シェアサロンは、以下のような悩みを抱えるネイリストにおすすめです。

  • 「自宅が駅から離れていて集客しにくい」
  • 「知り合い以外の新規客を自宅に招くのは抵抗がある」
  • 「自宅ネイルサロンを開業する前に、個人の働き方に挑戦してみたい」

 

シェアサロンのメリットを活かし、「自宅サロン週4日+シェアサロン週1日=週5日勤務」といった働き方で収入アップを目指すのもよいでしょう。

 

出張ネイルで収入を得る

出張ネイルとは、お客様の自宅に訪問しネイル施術を行う働き方です。

 

「子育て中で子供を預けられる環境ではない」「体が不自由で外出が困難」といったお悩みを抱えるお客様も利用できるため、収入アップを目指すネイリストにおすすめです。

 

ただし、ネイル道具はすべてネイリスト側で用意する必要があり移動時にリスクを伴います。

 

また、お客様の用意した環境で作業を行うため施術に「やりにくさ」や「ストレス」を感じるといったデメリットも考慮して依頼を受けましょう。

 

自宅ネイルサロン「収入」に関するよくある質問

自宅ネイルサロン「収入」に関するよくある質問

自宅ネイルサロンの「収入」に関するよくある質問をまとめました。

 

自宅ネイルサロンで収入を得たら確定申告すべき?

自宅ネイルサロンで得た1年間の所得が一定金額を超える場合は、確定申告が必要です。

 

金額は自宅ネイルサロンが「専業」の場合は所得48万円以上「副業」の場合は所得20万円以上が確定申告のボーダーラインになります。

 

確定申告は、前年度の1月1日〜12月31日までの収支記録をもとに、毎年2月16〜3月15日までの期間に申請します。

 

納税は国民の義務です。
ボーダーラインを超えているにも関わらず確定申告を行わないと、罰金や刑事罰の対象になる可能性もあるため十分に注意しましょう。

 

副業として自宅ネイルサロンで収入を得るのはアリ?

副業として自宅ネイルサロンで収入を得る場合は、以下の点を確認しましょう。

 

  1. 現在の就業先は、副業を許可しているか
  2. 現在の住居は、自宅での営業を許可しているか

 

就業規則で副業禁止としている場合、懲戒処分の対象になる可能性もあります。
副業を認めている会社であっても事前申告必須としている場合もあるため注意が必要です。

 

また、商業利用を許可していない住居で開業した場合は契約違反となり、大きなトラブルに発展する可能性も高まります。
大家または管理会社に確認をとり、条件をクリアした上で開業準備を始めましょう。

 

自宅ネイルサロンを開くのに資格は必要?

自宅ネイルサロンを開業するために必要な資格はありません。

 

しかし、資格はネイリストとして知識・技術の証明であり、お客様の信頼感につながります。

 

プロとして必要な基礎を学び自らのスキルを上げるためにも、開業前の資格取得は有効的であるといえるでしょう。

 

自宅ネイルサロン開業に資格は必須?取得するメリットや無資格デメリットを解説

 

自宅ネイルサロンで収入アップも夢じゃない!

自宅ネイルサロンで収入アップも夢じゃない!ネイルのカラー見本

この記事では、自宅ネイルサロンの収入に関する情報をお伝えしました。

自宅サロンで収入アップを目指すためには、顧客との信頼関係を築き品質のよいサービスを提供することが重要です。

記事内に記載された「ポイント」や「注意すべき点」を参考に、できることから実践していきましょう。

 

自宅サロンの運営や開業に特化したネイルスクールで学びを深めるのもおすすめです。

 

興味がある方は、この機会にネイルスクールの受講を検討してみてはいかがでしょうか。

 

東京都内の人気ネイルスクールおすすめ10選!選び方や目的別のコースを紹介

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