「ネイルサロンを開業するのに助成金は使えるの?」
「助成金を申請するにはどのような条件があるの?」
ネイルサロンを開業するには多くの費用がかかります。
開業する際に助成金を受けられたら安心ですよね。
そこで今回は 「ネイルサロン開業で活用できる助成金や補助金の種類」や「助成金を活用する際の注意点」について解説します。
これからネイルサロン開業を目指している方は、この記事を参考に自分の条件に合った助成金制度を活用しましょう。
ネイルサロン開業に使える助成金・補助金はある?

結論から言うと、ネイルサロン開業に使える助成金・補助金はあります。
ネイルサロンを開業するには資金が必要です。
そのため、自己資金のみで開業すると時間がかかる可能性があります。
国や自治体から助成金・補助金を受けることで、短期間でネイルサロンの開業を目指せるでしょう。
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そもそも助成金・補助金って何?

助成金・補助金とは何なのか、活用方法・違い・申請方法などについて解説します。
助成金・補助金とは?
助成金は国や地方自治体が定めた条件を満たしていれば受け取れる給付金です。
給付される人数制限を設けていないため、受給できる可能性が高いのが特徴です。
一方、補助金は国や地方自治体の政策目的を達成するための給付金です。
予算が決まっているものが多く、必ずしも申請した人が給付を受けられるわけではありません。
公募期間も1ヶ月程度で、期間内に必要書類を揃えて申請する必要があります。
助成金・補助金に共通することは、国や地方自治体が実施しており返済する必要がないという点です。
条件さえ満たしていれば随時受付を行っているため、助成金のほうがスムーズに給付を受けられるでしょう。
助成金・補助金の活用方法
ネイルサロンを開業するには初期費用が必要です。
助成金・補助金の制度によって異なりますが、内装工事・ネイルデスク・チェア・パソコン購入費などに活用できます。
上手に助成金・補助金を活用して初期費用を抑えましょう。
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助成金と補助金の違い
ネイルサロン開業で助成金・補助金の利用を考えている方は、違いを理解しておきましょう。
助成金と補助金の違いは以下のとおりです。
助成金 | 補助金 |
|
|
給付額は補助金のほうが多いものの、募集が短期間で予算上限に達したら終了してしまいます。
一方、助成金は長期的に募集をしており条件さえ満たしていれば給付されるため、ネイルサロン開業を目指している方は安心でしょう。
助成金・補助金の申請方法
助成金・補助金を申請方法は、地方自治体や各省庁の公式サイトに記載されています。
募集要項には専門用語が多く、理解に時間を要する場合もあります。
申請する際に不安なことがあれば、直接窓口に相談するのもおすすめです。
ネイルサロン開業に使える助成金・補助金

ネイルサロン開業に使える助成金・補助金について解説します。
自治体の助成金・補助金
都道府県ごとの地方自治体によって助成金・補助金の制度を設けている場合もあります。
たとえば、東京都は商店街の活性化を図ることを目的とした「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」を行っています。
都内商店街で開業する女性または39歳以下の男性が対象の助成金です。
理容・美容などのサービス業も対象とされています。
ネイルサロンを開業する場合は、店舗の改装や設備導入などに必要な費用を支援してもらうことが可能です。
ただし地域自治体によって助成金の制度の内容が異なります。
そのため、ネイルサロン開業する際はどのような助成金制度が利用できるか確認しましょう。
参照:若手・女性リーダー応援プログラム助成事業 公益財団法人 東京都中小企業振興公社
地域雇用開発助成金
地域雇用開発助成金は、厚生労働省が行っている助成金制度です。
雇用機会が不足している地域で企業した事業主に、該当する地域に居住している人を雇った際に給付されます。
そのため、ネイリストを雇ってネイルサロンの開業をする方に適している助成金です。
また雇用する場合は、ハローワークを通じて従業員を雇うなどの条件があります。
助成金が対象となる地域で開業予定をしている方は、公式サイトを確認しましょう。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者に対して販路開拓や生産性向上の支援を行う制度です。
対象となる経費は、設備費用に加え、広告費やWebサイトの作成などに利用できます。
集客するためのチラシ造りや施術用のテーブル、イスなどの購入も対象となる可能性があります。
ネイルサロン開業を考えている方は、予定している地域の商工会連合会で確認しましょう。
IT導入補助金
IT導入補助金は、経営課題やニーズに合ったITツール導入を支援する補助金制度です。
ネイルサロンで利用する場合は、パソコン・POSレジ・顧客管理システムなどが補助金の対象となります。
ITツールを導入するには審査が必要ですが、業務効率化や売上アップなど多くのメリットが期待できるでしょう。
自宅ネイルサロンの営業許可に必要なこと・届出や手続きなどの事前準備を紹介
参照:IT導入補助金2024 「中小企業・小規模事業者向け」
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、中小企業・小規模事業者が革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うために支援する補助金制度です。
ネイルサロンで利用する場合は、メニュー開発が対象となります。
最大3,000円万円が補助金の上限とされています。
補助金を受けられるスケジュールは毎年異なるため、公式サイトで確認しましょう。
参照:ものづくり補助事業公式ホームページ「ものづくり補助金総合サイト」
店舗型ネイルサロンに使える助成金

店舗型ネイルサロンに使える助成金について解説します。
トライアル雇用助成金
トライアル雇用助成金は、ハローワークを通じて安定した就職が困難な方を一定期間試行雇用した際に利用できる助成金制度です。
安定した仕事に就けない方や母子家庭の母親、または父子家庭の父親が対象となります。
3ヶ月の雇用契約を結び、対象者1人に対してひと月4万円または5万円の助成金が給付されます。
労働時間は通常の労働者と同等程度が必要です。
またネイルサロンの求人募集をする際はハローワークでの依頼が必要です。
ネイルスクールに無料で通う方法!職業訓練のネイルコースとは?
参照:トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)厚生労働省
キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金は、非正規で働く従業員に対して待遇改善を実施した際に受けられる助成金制度です。
非正規社員を正社員にしたり、パートスタッフの賃金を上げたりした場合に対象となります。
ネイルサロンに勤務するアルバイトスタッフを正社員にすると、1人につき最大72万円の助成金が給付されます。
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人材開発支援助成金
人材開発支援助成金は、正社員のキャリアアップの向上を目的とした助成金制度です。
スキルアップのためのセミナー受講やワークショップなどに参加する機会を作ると助成金の対象となります。
人材開発支援助成金は、雇用しているスタッフだけでなく事業主も利用可能です。
そのため、ネイルサロン開業後に自身のスキルアップするために活用できます。
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特定求職者雇用開発助成金
特定求職者雇用開発助成金は、ハローワークからの紹介により雇用されることが困難とみなされる求職者を雇用した際に給付される助成金制度です。
高齢者や母子家庭、または父子家庭などの方が対象となります。
ネイリストとして雇用する方だけでなく、事務の方も利用できます。
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参照:特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)厚生労働省
両立支援等助成金
両立支援等助成金は、産前産後休暇や育児休暇を取得しやすい環境作りを取り組んだ場合に給付される助成金制度です。
子育てに関することだけでなく、不妊治療や介護などがしやすい環境作りを行った場合も対象となります。
女性ネイリストが多く、家庭の事情で退職を余儀なくされることも少なくありません。
戦力となるネイリストが職場復帰できる環境作りをすることで、両立支援等助成金が受けられるでしょう。
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ネイルサロン開業時に助成金を活用する際の注意点

ネイルサロン開業時に助成金を活用する際の注意点について解説します。
条件を満たしているか確認する
助成金の給付を受けるには、条件を満たしている必要があります。
必要事項を見落としていたり、助成金の目的からかけ離れていたりすると給付を受けられません。
また、ネイルサロン開業の場所や事業主の年齢、雇用するスタッフの人数など、助成金の制度によって条件が異なります。
少しでも不安がある方は専門家に聞いたり、直接窓口に出向いたりしてサポートを受けながら手続きを行いましょう。
支給されるまで時間がかかる場合も
開業資金として利用できる助成金であっても、原則として後払いで給付されます。
助成金を申請してすぐに振り込まれるわけではなく、半年程度かかる場合もあります。
スムーズにネイルサロンを開業するために、まとまった自己資金を準備しておきましょう。
ネイルサロン開業コースあり!東京でおすすめのネイルスクール3選

ネイルサロン開業コースが用意されている東京でおすすめのネイルスクールを3校紹介します。
アフロートネイルスクール

アフロートネイルスクールは、全国に22校展開するネイルスクールです。
サロン経営でこれまで培ってきたノウハウがカリキュラムに組まれており、ネイルサロン開業に必要な技術や知識が学べます。
在学中はスチューデントサロンで研修もできるため、実務経験が積めるのも魅力です。
ネイルサロン開業を考えている方は「ホームサロン開業コース」がおすすめです。
基礎的なネイルケアやジェルネイルなどの技術に加え、サロン経営する上で必要なノウハウが学べます。
他にも、リピートに繋がる接客技術や、サロンのメニュー料金設定方法など、サロンワークに役立つアドバイスが受けられる点も魅力です。
ネイルスクールシンシア

ネイルスクールシンシアは、代々木駅から徒歩1分の場所にあるネイルスクールです。
業界トップレベルの講師陣が在籍しているため、ネイルの技術や知識がしっかり身につきます。
ネイルサロン開業を目指している方は「ホームサロン開業コース」がおすすめです。
検定試験の習得はもちろん、サロンワークに役立つ内容を短期間で学べます。
開業サポートに力を入れており、初心者でも安心してネイルサロンの開業ができるように講師が指導してくれるのも魅力です。
面談指導も受けられるので、開業後に不安なことがあっても安心です。
その他にもセミナーが無料で受講できたり、ネイル商材を安く購入できたりと充実したサポート体制が整っています。
フェリスネイルスクール
フェリスネイルスクールは、東京と大阪に開校しているネイルスクールです。
ネイルサロン開業を目指している方に「サロン開業ネイリストコース」が用意されています。
基礎的なネイル理論・検定対策・ジェルネイルなどの技術はもちろん、ネイルサロン開業に活用できる人気アートまで学べるのが魅力です。
ステップを踏んだ開業サポートが充実しており、スキルの習得から開業準備まで講師からアドバイスが受けられます。
開業後も無料で面談ができるため「集客を増やしたい」「リピート率を上げたい」などの悩み相談も可能です。
さらに直営サロンの経営実績のノウハウが学べる「独立・開業セミナー」も実施しているため、開業時に役立つ情報も得られるでしょう。
ネイルサロン開業に関する知識はネイルスクールで学ぼう!

ネイルサロン開業を考えている方は、助成金を上手に活用することで初期費用を抑えられます。
助成金は条件を満たせば給付されますが、手元に届くまでに時間がかかります。
その点を踏まえた上で、無理のないように計画を立ててみましょう。
ネイルサロン開業に特化したコースが用意されたネイルスクールもあるので、開業を目指している方はまずは体験入学に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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