ネイルの仕事といえば、ネイリストを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、ネイリスト以外にもネイルに関わる仕事が多数あります。
今回は、ネイルに関わる仕事に就きたい方に向けて「ネイル業界の仕事内容やおすすめの資格」について解説します。
ネイルの技術や知識を活かして働ける仕事についてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
ネイルに関わる仕事7選

ネイルに関わる7つの仕事と業務内容について紹介します。
ネイリスト(ネイルサロン・美容室・結婚式場など)
ネイリストは、お客様にネイルケアやネイルアートなどの施術を行い、指先を美しく見せる仕事です。
勤務先はネイルサロンのほか、美容室や結婚式場などがあります。
ネイルサロンは、全国展開している大手サロンから個人経営の小さなサロンまで幅広く存在します。
立地によって客層やデザインも異なるため、自分に合ったサロンを見つけましょう。
美容室の場合は、2つのケースに分かれます。
- フロアの一角にネイルブースが設けられている
- ヘアとネイルの同時施術を行う
ヘアとネイルを同時施術で行う美容室の場合、ネイリストにとって不利な体勢で施術を行わなければならない可能性もあるため注意が必要です。
美容室でネイリストとして働く際は、どのような環境で施術を行うのか必ず確認しましょう。
結婚式場やホテルなどで、ブライダル専門のネイリストとして働く方法もあります。
普段のネイルとは異なり、ドレスや指輪に合うデザインや華やかなアートが頻繁にオーダーされます。
お客様にとって大切な日のネイルを担当するため、ネイリストとして高度な技術・カウンセリング力が求められるでしょう。
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ネイル講師(ネイルスクール・美容専門学校)
ネイル講師は、ネイルスクールや美容専門学校で生徒にネイルの知識や技術を教える仕事です。
勤務先によって採用条件は異なりますが、JNA認定講師の資格を必須としているケースが多いでしょう。
ネイル講師の仕事は、ネイリストよりも比較的高い給料が期待できます。
生徒に自分の知識や技術を教えることは責任も大きく、やりがいもあるでしょう。
自分のスキルアップにも繋がるため、向上心を持って仕事に取り組みたい方におすすめです。
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ネイル問屋(販売)
ネイル商材を取り扱う「ネイル問屋」で販売員として働くのも1つの手段です。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 商品の販売
- 商品の陳列
- 商品の在庫管理
- 商品の試行
- お客様の対応
お客様対応だけでなく商品の仕入れや在庫管理も行うため、最低限のPCスキルも必要です。
また、プロネイリストやネイルサロンオーナーなど、さまざまな利用客が訪れます。
ネイル製品の使用感やアドバイスを求められることもあるため、働く際は正しいネイル知識が必要です。
新商品やトレンド市場をいち早く入手できるため、ネイルが好きな方は楽しみながら働けるでしょう。
ネイルメーカー(営業・事務)
ネイル商材を扱うメーカーで勤務するのも、ネイルに関わる仕事の1つです。
自社製品の魅力や特徴を伝えるため、ネイルサロンやネイル問屋などに出向き、導入を検討してもらえるように営業活動を行います。
営業先で、自社製品を使用したネイルアートの実演や新商品の講習会を実施する場合もあります。
企業での勤務となるため、給料面や福利厚生の充実が望めるのもメリットです。
ネイル商材の商品開発
ネイルに関わる仕事には、ネイルサロンで使用する商材の商品開発を行う仕事もあります。
化学物質を使用しているネイル商材もあるため、化学的な知識や研究などの経験が必要です。
そのため、未経験者が就職するには難しい業種といえるでしょう。
ネイルチップ販売
ネイルチップにデザインを施し、販売するのもネイルに関わる仕事の1つです。
自分で作成したネイルチップをハンドメイドサイトやフリマアプリに出品し、収入を得ます。
ネイルチップ販売は、資格不要なため誰でも手軽に始められます。
ネイル資格を所持していれば、他の出品者と差別化ができ安心感を与えられるでしょう。
資格を取得している方はプロフィール欄でアピールしましょう。
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ネイルインフルエンサー
インフルエンサーとは、インターネット上のメディアを通じてユーザーに大きな影響力を与える人のことです。
主にInstagram・YouTube・TikTokなどのSNSで活動しています。
その中で、ネイルに特化したインフルエンサーをネイルインフルエンサーといいます。
近頃はSNSを利用する方も多いです。
そのため、影響力がある人物の発信を通じて顧客に商品やサービスのアプローチができます。
仕事内容は、クライアントからPR案件を受注し自分のSNSで商品紹介をしてユーザーに購入してもらいます。
ネイルインフルエンサーは、常に最新情報の収集やトレンドのリサーチをしなればなりません。
常にネイルのことを考えても苦にならず、仕事を前向きに捉えられる方が向いているといえるでしょう。
ネイル業界で働くためには資格取得必須!

ネイル業界で働くために必要な資格について解説します。
JNECネイリスト検定
JNECネイリスト検定とは、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが主催する検定試験です。
ネイリストとして必要な知識や技術の習得を目的としているため、ネイルの仕事に就きたい方は積極的に取得を目指すとよいでしょう。
試験内容は以下のとおりです。
3級 | ネイルケア・ネイルアートに関する基礎的な知識および技術 |
2級 | サロンワークで必要とする知識および技術 |
1級 | トップレベルのネイリストとして通用する総合的な知識および技術 |
3級・2級・1級の3段階になっており、飛び級ができないため3級から順番に受験しなければなりません。
ネイリスト検定とは?ネイル資格の種類と合格率・試験内容を難易度別に解説!
JNAジェルネイル検定
JNAジェルネイル検定は、NPO法人日本ネイリスト協会が主催する検定試験です。
サロンワークでジェルネイルを施術するために必要な知識や技術の習得が見込めるため、ネイルサロンやネイル問屋で働きたい方は積極的に取得しておきたい資格です。
試験内容は以下のとおりです。
初級 | 基礎知識および技術 |
中級 | サロンワークに必要とされる専門知識および技術 |
上級 | ジェルネイルのスペシャリストとして必要な総合的知識および技術 |
初級・中級・上級の3段階になっており、飛び級ができないため初級から順番に受験しなければなりません。
失敗しないネイルスクールの選び方!ネイルスクール選びの基準を徹底解説◎
参照:NPO法人 日本ネイリスト協会 JNAジェルネイル技能検定試験
ネイルサロン衛生管理士
ネイルサロン衛生管理士は、NPO法人日本ネイリスト協会が認定する資格です。
「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」に基づき、ネイルサロンでの衛生面や安全面に関する知識や理解を深めます。
ネイルサロンで働きたい方や自宅サロンを開業したい方におすすめの資格です。
試験当日に理論講習を受け、講習内容に基づき筆記試験を行います。
1日のうちに資格取得が可能なため、ネイルに関わる仕事に就きたい方は積極的に受験するとよいでしょう。
ネイリスト衛生管理士とは?資格の取り方と独立におすすめの理由
参照:NPO法人 日本ネイリスト協会 ネイルサロンの衛生管理
JNA認定講師
JNA認定講師は、NPO法人日本ネイリスト協会が認定する資格です。
スクール講師としても活躍したい方や、ネイリストとして仕事の幅を広げたい方におすすめの資格です。
資格取得をすることで高いスキルを身につけている証明となり、給与アップも期待できるでしょう。
ただし、JNA認定講師は数あるネイルに関する資格の中でも最難関といわれています。
受験条件のハードルも高く、多くのネイルに関する資格取得が必要です。
JNA認定講師とは?資格取得メリットと試験対策に役立つおすすめネイルスクールを紹介!
JNA認定校・本部認定校とは?普通のネイルスクールとの違いや選ぶメリットも解説!
エデュケーターライセンス
エデュケーターライセンスとは、ネイル業界の各メーカーの商材の専門的な知識を持ったスペシャリストの証です。
ネイリストはもちろん、ネイル講師やネイルインフルエンサーとして働きたい方におすすめの資格といえるでしょう。
資格取得後は、メーカーの普及活動を目的とし商品の正しい使用方法や特徴などを多くの方々に伝える重要な役割を担います。
そのほかにも、以下のメリットが得られます。
- エデュケーターの証明であるネームプレートをつけて施術できる
- メーカー講師としてセミナーを開催する
- イベントでデモンストレーションの依頼を受ける
エデュケーターライセンスを取得するには、各メーカーが設けているセミナーを受講し、試験合格を目指しましょう。
日本化粧品検定
日本化粧品検定は、日本化粧品検定協会が主催する試験です。
美容の皮膚科学・化粧品の成分や効能など、正しい知識を学べます。
ネイル業界で働く方だけでなく、美容に興味があれば年齢・性別問わず幅広い世代におすすめの資格です。
試験は筆記のみ行われ、合格率は約60%です。
3級から1級まであり、各級ごとの難易度と合格ラインは以下のとおりです。
受験級 | 問題数 | 制限時間 | 正答率 |
3級 | 20問 | 20分 | 80% |
2級 | 60問 | 50分 | 70% |
1級 | 60問 | 60分 | 70% |
資格取得におすすめのネイルスクール3選!

ネイル資格の取得を目指す方におすすめのネイルスクールを3校紹介します。
ネイルスクールシンシア

ネイルスクールシンシアは、代々木駅から徒歩1分の場所にあるネイルスクールです。
業界トップレベルの講師陣が多数在籍しており、一流のネイル技術が学べます。
コースは初心者向けの検定試験対策や実践的にサロンワークに役立つコースまで幅広く用意されています。
一人一人のスキルや目的に合わせたカリキュラムを受講できるのも魅力です。
ネイリスト検定の合格率は1級85%、2級92%、3級98%と高い水準を誇っています。
メインコースには検定合格保証がついており、合格できるまで無料補習レッスンが受けられるのも安心です。
授業は少人数制で行われるため、生徒一人一人の弱点に合わせて講師が寄り添ってくれます。
またフリータイム制で自分のスケジュールに合わせて通えるため、仕事や子育てをしながら学べるのもメリットです。
アイネイルズネイルスクール

アイネイルズネイルスクールは、渋谷駅から徒歩5分の場所にあるネイルスクールです。
少人数制レッスンを行っており、講師との距離が近いことが最大の特徴です。
講師が一人一人の苦手分野や癖を理解し、生徒に寄り添った質の高い授業が受けられます。
検定に向けてじっくり学びたい方には「ネイル総合コース」や「検定取得コース」がおすすめです。
本部認定講師が、ネイルの基礎知識や検定の重要ポイントなどを教えてくれます。
万が一不合格の場合でも、受講期間内なら検定対策レッスンを行ってくれるため安心です。
検定試験の自校開催制度を設けています。
慣れた環境で受験できるため、落ち着いて試験に臨めるでしょう。
フェリスネイルスクール

フェリスネイルスクールは、東京と大阪にあるネイルスクールです。
好きな時間に受講できるフリータイム制を設けており、仕事や子育てしながらでも通いやすい点が特徴です。
検定取得コースからサロン開業コースまで幅広く完備されているため、目的に合ったものを選べます。
検定対策に力を入れており、本番さながらの模擬試験やモニターを使用したデモンストレーションなど、合格に向けた心強い授業を行っています。
検定合格保証があり、次回の受験まで追加料金は不要で講師がしっかりとサポートしてくれるのも魅力です。
ネイリスト技能検定3級の登録会場に指定されているため、普段受講している環境で安心して受験できるでしょう。
ネイルに関わる仕事に関するよくある質問

ネイルに関わる仕事に関するよくある質問に回答します。
ネイリストに向いている人はどんな人?
ネイリストに向いている人は以下のとおりです。
- ネイルが好き
- 細かい作業が好き
- コミュニケーション能力が高い
- 体力に自信がある
大前提としてネイルが好きなことが大切です。
ネイリストとして長く活躍するには、トレンド情報をチェックしたり、新しい技術を学んだりと常に向上心を持ち続けなければなりません。
また、ネイリストは爪の上に細かいアートを施します。
細部まで妥協せず、作業に取り組む集中力が必要不可欠です。
さらに、お客様の要望をキャッチしたり会話を広げたりするなど、コミュニケーション能力の高さも求められます。
そのほかにも、ネイルの施術は1〜2時間程度かかります。
長時間同じ姿勢で作業を続けるため、肩や腰に負担がかかる場合も多いです。
1日通しで施術をすることもあるため、体力に自信がある人が向いているでしょう。
ネイリストに向いている人とは?性格や特徴・働く前に知っておくべきことを紹介◎
ネイルの仕事は何歳まで?
ネイルの仕事に年齢制限はありません。
個人で独立・開業を目指せば、自分のペースで仕事が続けられる上、年齢を気にせず現役で活躍できます。
サロンの経営が軌道に乗れば、従業員を雇いサロンオーナーとして働くことも可能です。
ほかにも、ネイル講師やネイルインフルエンサーなどの道に進むのもよいでしょう。
50代でもネイリストになれる?年齢を気にせず自分らしい働き方
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ネイルの仕事のやりがいは?
ネイルの仕事のやりがいは、自分の接客や施術に対してお客様から喜ばれることです。
お客様からお礼を言われたり、満足してもらえたりすればモチベーションも上がります。
お客様の満足度を高め、多くの指名を獲得することで、給与アップも狙うことも可能です。
仕事でありながら、好きなネイルを極めることで大きなやりがいを感じられるでしょう。
ネイルスクールで資格を取得しネイル業界で活躍しよう!

ネイルに関わる仕事は、サロンワーク以外にも多くの働き方があります。
仕事の幅を広げるためにも、資格を取得すると就職に有利です。
資格取得に特化したネイルスクールを受講することで、試験合格に向けて万全体制で臨めます。
ネイルに関する資格を取得したい方は、まずはネイルスクールの体験入学に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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