ネイル検定3級は、ネイリストを目指すなら最初に取得したい資格です。
しかし、実技試験のテーマであるフラワーアートに頭を抱えていませんか?
初めての試験では、アートのポイントが分からず悩みますよね。
そこで今回は、受験前に知っておきたい3級ネイルアートの描き方やコツを解説します。
ネイル検定3級アートの手順と用具

まずは、アートの手順と使用する道具を確認しましょう。
ネイル検定3級アートの手順
実技試験では、両手10本のカラーリングを終えてからネイルアートを施します。
- 右手中指に細筆で花びらを描く
- 複数の色を使って、2つめの花や茎・葉などを描く
- 必要に応じてラメ・ラインストーンを置く
- 完全に乾いたことを確認してからトップコートを塗布する
繊細で華やかな花が理想的ですが、アートにかけられる時間は10分ほどです。
限られた時間内で美しいアートを施せるように、練習を重ねましょう。
ネイル検定3級アートに使用する用具
ネイルアート用に、当日は以下の道具を準備しましょう。
- アクリル絵の具
- 水入れ
- 細筆
- パレット
- トップコート
- ラメ・ラインストーン(必要な場合のみ)
アクリル絵の具は、使用するカラーのみで構いません。
アート用の細筆は使い慣れたものを用意しておきましょう。
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ネイル検定3級アートで禁止されている用具
アートに関する以下の道具は、使用が禁止されています。
- ドットペン(マーブルツール)
- アート用シール
- フラワーアートに関する参考資料・図案
試験では筆のみでアートを描くことが規定となっており、装飾に便利なドットペンも使用禁止です。
持ち込みは失格となるため、事前準備の段階から注意しましょう。
他にも、検定では持ち込み禁止の道具が複数あります。
当日までに試験要項をしっかり読み込んでください。
ネイル検定3級アート課題「花(フラワー)」を描くコツ

3級試験のネイルアートは、花であれば種類や形を問いません。
ただし、すべてのアートに共通する以下のポイントはおさえておきましょう。
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赤ポリッシュに映える色を選ぶ
アートを美しく見せるためには、色選びが重要です。
3級のベースカラーは赤ポリッシュと決まっているため、赤に映える明るいカラーを選びましょう。
例えば、花びらは白・薄ピンク・黄色、葉は緑・黄緑などを使うとよいでしょう。
全体を華やかに見せるため、絵の具は3色以上の使用がおすすめです。
全体のバランスを意識する
上手な花を描くためには、大きさ・配置・色などのバランスを意識してください。
中央に大きな花を1つ描くよりも、大小2つの花を斜めに配置することがベターです。
まずは合格者のアートを参考に練習するとよいでしょう。
なお、プロを目指すのであればネイルスクールでバランス感覚を養うことも大切です。
繊細さと華やかさを表現する
ネイルアートの項目では、繊細さや華やかさが評価されます。
花のグラデーションや葉脈など、細部まで正確に表現することが理想的です。
一方、大雑把なアートは減点対象となり不合格になる可能性もあります。
合格基準を満たすため、細筆の使い方はマスターしておきましょう。
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アートが乾いてからトップコートを塗布する
アートが完成してすぐにトップコートを塗布すると、せっかくのアートがにじんでしまいます。
どれだけ繊細なアートでも、色が混ざったりにじんだりしたアートは減点対象です。
実技審査は仕上がりを評価されるため、アートが完全に乾いたことを確認してからトップコートを塗布しましょう。
すべての工程を10分以内に完成させる
ネイル検定3級の実技試験は、合計65分間です。
2023年秋期より、70分から65分へ時間が短縮され、アートにかけられる時間も短くなりました。
時間配分は自分で調整できますが、目安時間は以下を参考にしてください。
- ネイルケア(手指消毒~キューティクルクリーン)…30分
- カラーリング(ベースコート~トップコート)…15分
- ネイルアート…10分
- 仕上げ(トップコート)…5分
- 見直し…5分
土台となるネイルケアは評価を大きく左右するため、時間を短縮できません。
上記の時間を目安にすると、アートにかけられる時間は最大でも10分ほどです。
当日は焦りやすいため、普段から10分以内で仕上げられるようにタイマーを使って練習しましょう。
ネイル検定3級アートで不合格になるケース

ネイル検定3級は合格率の高い試験ですが、思わぬところで失格になるケースもあります。
不合格を回避するため、以下の3点は把握しておきましょう。
アート指定の指を間違えた
ネイル検定3級では、右手中指にアートを施すことがルールです。
施術する指を間違えると失格になるため、アートに取り掛かる際は慎重に確認しましょう。
なお、モデルが受験者に間違いを指摘するのは禁止です。
当日のミスで後悔しないように、必ず自分で覚えておきましょう。
禁止用具を使用した
ネイル検定試験では、使用禁止の道具が指定されています。
テーブルにセッティングした段階で失格となるため、当日は持参しないほうがよいでしょう。
詳細は公式HPの試験要項に記載されているため、受験前に確認してください。
モデルの態度が悪かった
モデルの態度が不合格に繋がることもあります。
- 私語
- 受験者へのアドバイス
- 居眠り
モデルがアドバイスをした場合、受験者は失格となります。
おしゃべりも減点対象となるため、試験中は私語厳禁とモデルに伝えておきましょう。
なお、2023年秋期試験より、JNEC認定モデルハンドの使用が可能になりました。
モデルに関して不安な点がある場合は、モデルハンドを検討するとよいでしょう。
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ネイル検定3級アートにおすすめの花(フラワー)デザイン

実技試験のテーマは「花(フラワー)」と決まっていますが、花のデザインに明確な規定はありません。
選択肢が広く悩んでいる場合は、以下のおすすめデザインから検討してください。
5枚花
ネイルアートに迷ったら、定番の5枚花を選ぶとよいでしょう。
スクールで初めて学ぶネイルアートで、多くの受験者が選択します。
フラワーアートの基礎となるため、初心者はまず5枚花を練習してから、別な花を検討してください。
桜
プロデビュー後の実用性を考慮するなら、桜を練習しましょう。
桜は3月~4月にオーダーの増える毎年人気の定番アートです。
5枚花の応用アートで難易度は高めですが、現段階から練習して損はありません。
ハイビスカス
花びらを均一に描くことが苦手な場合は、ハイビスカスを検討してください。
ハイビスカスは、花びらよりも中央のめしべや柱頭がポイントになります。
中央に引くラインは太さで印象が変わるため、集中して描きましょう。
ヒマワリ
細かいアートが得意な場合は、ヒマワリを選ぶとよいでしょう。
ヒマワリはすべての花びらの長さ・形を均等に揃えなければならず、他のアートよりも難易度が高めです。
しかし、花ひとつで華やかなアートが仕上がるため、アートで高得点を狙えるでしょう。
バラ
試験本番で緊張しやすい人は、バラを選択しましょう。
バラは花びらの形を問わないため、ちょっとしたミスであればカバーできます。
花びらを描くことが苦手な人にもおすすめです。
ネイル検定3級(ネイリスト検定3級)の試験概要

試験を受ける前に、試験概要や合格基準も把握しておきましょう。
ネイル検定3級の試験内容
ネイル検定3級は、実技と筆記の2つの試験があります。
制限時間 | 出題内容 | 合格基準点 | |
実技試験 | 65分+10分 |
|
38点以上(50点満点中) |
筆記試験 | 30分 |
|
80点以上(100点満点中) |
各試験の合格基準を満たせるように、どちらも対策しておきましょう。
ネイル検定3級の難易度
ネイル検定3級の合格率は約90%です。
合格率50%前後の1級・2級と比較すると、難易度はそれほど高くありません。
事前に試験内容をしっかり確認して練習を重ねれば、問題なく合格できるでしょう。
ただし、独学の場合は細かい規定を見落とす可能性があるため注意が必要です。
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アートが上手いおすすめネイルスクール3選
アート技術を取得するには、スクール選びも重要です。
3級合格を目指すなら、以下のスクール通学を検討してください。
ネイルスクールシンシア

ネイルアートを極めたいなら、ネイルスクールシンシアを候補にしましょう。
- 少人数制クラスで実技指導を受けやすい
- コンテスト受賞歴のある一流の講師が在籍
- ハンドモデルの紹介制度あり
ネイルスクールシンシアなら、業界トップレベルの講師から直接指導を受けられます。
少人数制指導のため、アートに苦手意識を持つ人にもおすすめです。
アートに関する悩みや疑問もすぐに解消できるでしょう。
ハンドモデルの紹介制度もあり、検定試験のモデル選びに悩むこともありません。
本番前の不安を軽減し、練習に集中できますよ。
ネイルスクールtricia

単発の検定対策セミナーを実施しているtriciaは、独学での受験を検討している人にもおすすめです。
- 検定対策セミナーを実施
- 人気ネイリストの特別授業あり
- 授業用の消耗品は無料貸し出し
triciaは自分に必要な講座を絞り、安価に学習できます。
例えば、スクール生以外でも参加可能な検定対策セミナーは、1万円程度で受講可能です。
3級試験の対策セミナーで行われる模擬試験では、自分の実力を把握できるでしょう。
費用面でスクール通学を諦めていた人も、ぜひ検討してください。
また、授業で使用するアート用資材は無料で貸し出されています。
費用を気にせず練習に取り組める点も魅力です。
アフロートネイルスクール

難しいアートが強みのネイリストを目指すなら、アフロートネイルスクールを検討してください。
- 上級アートのレッスンが充実
- 多数の現場実習あり
- 全国のスクールでアートセミナーを実施
ネイル検定3級のアートは、あくまでもネイリストの基本となる技術です。
高収入や独立を目標にするなら、さらに複雑なアートも習得しなければなりません。
高い目標を実現させるには、キャラクターや3Dなどの上級アートを学べる環境を選びましょう。
そのなかでも、アフロートでは現場実習の機会が多く、実践経験を積めることが魅力です。
サロンでのインターンやイベント参加を通して、技術を上達させましょう。
ネイル検定3級アートをネイルスクールで学ぼう!

ネイル検定は誰でも受験できますが、独学での技術習得は難しいものです。
アートの基準を満たせず、不合格となる可能性もあるでしょう。
また、就職ではスクール通学者が求められるケースも多く、独学での就活は難航します。
将来を見通して資格を取得するなら、3級受験からプロの指導を受けたほうがよいでしょう。
今回ご紹介した3つのスクールでは、いずれも見学・体験会を実施しています。
ネイル検定3級を受験するなら、ぜひ参加を検討してください。
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