「大学に入学したけれど、一般企業よりもネイリストの仕事に興味がある」
「大卒でネイリストになるのはもったいない?」
大学生になってから、自分の夢に気付き始めた方もいるでしょう。
しかし、ネイリストになると大卒の肩書きが無駄になるのではないかと悩んでしまいますよね。
確かにネイリストは学歴を問いませんが、大学で学んだことや社会人経験はネイルの仕事で大いに役立ちます。
今回ご紹介する大卒でネイリストになるメリット・デメリットを参考に、今後の進路を考えてみてくださいね。
大卒でネイリストになるのはやめた方がいい?
一般的な企業は高卒と大卒で給料が異なりますが、ネイリストは学歴による給料の違いはありません。
大卒資格を活かせない仕事というイメージも強く、周囲からは反対されることもあるでしょう。
ネイリストは神経を酷使するハードな仕事ですが、下積み時代の給料は低く、早期に離職する人もいます。
「すぐに辞めてしまうかもしれない」と不安を感じる場合は、大学を卒業して一般企業に勤めることがおすすめです。
しかし、現在活躍中のネイリストのなかには大卒者も多数います。
独立しやすい仕事のひとつで、努力次第で高収入を得られることも魅力です。
大学で学んだ知識を活かせば、自分にしかできないサロン経営・接客にも繋がるでしょう。
本気で「ネイリストになりたい」と思っているのであれば、目指す価値のある仕事です。
ネイリストは資格なしや未経験でもなれる?就職や開業のために必要な資格と取得のメリット・デメリットを紹介
大卒でネイリストになるメリット
ネイリストには、一般企業にはない魅力が多数あります。
進路選択にあたり、以下の4つのメリットをチェックしましょう。
- 好きなことを仕事にできる
- ネイル・髪型の規則に縛られず自由に働ける
- 妊娠・出産・結婚後も再就職しやすい
- 独立しやすく個人の力でお金が稼げる
好きなことを仕事にできる
人は1日の約1/3を仕事に費やしており、生活の大きな割合を占めています。
趣味を仕事にすると、日々の生活がより豊かに感じられるでしょう。
ネイルはもちろんのこと、人との会話が好きな人にとってもメリットの大きい仕事です。
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ネイル・髪型の規則に縛られず自由に働ける
一般的な会社員になると、ネイルや髪型は企業の規則を守らなければなりません。
好きなオシャレを楽しめず、窮屈に感じることもあるでしょう。
しかし、ネイリストになればネイルはもちろん自由です。
施術中は髪をまとめますが、カラーの指定はほとんどありません。
オシャレを楽しみながら、自分らしく働き続けられますよ。
妊娠・結婚・出産後も再就職しやすい
ネイリストのような技術職は、手に職をつけられます。
結婚による引っ越し、出産による産休・育休があっても、技術があれば新たなネイルサロンに再就職しやすいでしょう。
自宅ネイルサロンの開業や業務委託など、さまざまな働き方を検討できることも魅力です。
自宅ネイルサロン開業にネイル資格は必須?取得するメリットや無資格デメリットを解説
独立しやすく個人の力でお金が稼げる
ネイリストになれば、将来フリーランスも目指せます。
特に自宅ネイルサロンは賃料がかからないため、金銭面のハードルが低めです。
会社の規則や時間に縛られず働きたい方には、おすすめの職業ですよ。
独立ネイリストの年収や開業費用はいくら?サロンオーナーと雇われ店長はどっちがいい?
大卒でネイリストになるデメリット
ネイリストは学歴を必要としない職業です。
大卒者はデメリットを感じることもあるため、以下の項目もチェックしておきましょう。
- 家族を説得しなくてはならない
- 一般企業に比べて給料が低い
- 新卒切符が使えなくなる
家族を説得しなくてはならない
大学に通っている場合、親に学費を工面してもらっている方も多いでしょう。
「せっかく大学を出たのにもったいないのではないか?」「ネイリストで稼いでいけるのか?」そんな心配をされることもあるはずです。
大卒でネイリストを目指す場合は、自分の熱量をしっかり伝える必要があります。
これまで支えてきてくれた家族にも理解してもらえるような説明をしましょう。
一般企業に比べて給料が低い
ネイルサロンに勤めた場合、初任給は16~20万円程度です。
サロンによって異なりますが、ボーナスがないケースも多々あります。
一方、大卒で一般企業に就職した場合の初任給は20~23万円程度です。
年1~2回のボーナスが見込める場合は、年収にも大きな差が出るでしょう。
ネイルサロンで店長になった際の役職手当を加味しても、一般企業に勤める同世代の平均給与にはなかなか及びません。
自宅ネイルサロンを経営すると高収入が狙えますが、正社員の場合は給料が低い仕事と覚悟しておきましょう。
ネイリストの給料は安い?平均収入・年収はいくら?ネイリストの本音を調査
新卒切符が使えなくなる
新卒枠で入社できるのは、人生で一度きりです。
大卒者にとって、新卒切符にはさまざまなメリットがあります。
- 研修が充実している
- 大手企業にも挑戦しやすい
- 同期との繋がりができる
助け合える同期が多い環境や、会社から新卒向けのサポートが受けられるのは、この時期しかありません。
特に大手の企業は中途入社のハードルが高いため、挑戦するならこのタイミングがベストでしょう。
ネイリストを辞めて一般企業に中途入社した場合、新卒者ほど手厚いサポートは受けられません。
社会人歴があるという背景から、新卒よりも高い水準で仕事をこなすように求められることも懸念点です。
迷いがあるなら一般企業に就職してから進路変更するのもアリ!
人生で一度きりの新卒切符に対して、ネイリストは何歳からでも挑戦できる仕事です。
「大手企業に勤めてみたい」「一般企業で気になる会社もある」など、迷いがあるなら一度就職活動を進めるとよいでしょう。
一般企業に勤めて貯金をしてから、ネイルスクールに再入学することもよい方法です。
結婚・出産など、ライフステージの変化期に挑戦しても、決して遅くはありません。
新卒切符の価値を考えたうえで、目指すタイミングも今一度考えてみてください。
ネイリストの就職事情!失敗しない働き先の選び方と面接の注意点
大卒でネイリストになりたい人向け!進路と就活
ネイルを学ぶ場所は専門学校だけではありません。
数多くの選択肢のなかから、自分に適した進路を見つけましょう。
大学を卒業して一般企業に就職→ネイリストに転職
大学3~4年生で進路に悩んでいるのであれば、まずは一般企業への就職を検討してはいかがでしょうか?
ネイリストは華やかな職業ですが、体力勝負で給料が低く、離職率が高い仕事でもあります。
すぐに辞めてしまった場合、「あの時、新卒入社すればよかった」と後悔しかねません。
ネイルスクールには、20代後半~30代前半の社会人が多数在籍しており、第二の仕事にネイリストを選ぶ人も多いものです。
社会人経験はネイルサロンの経営・お客様対応でも役立つため、目指すタイミングを見直してもよいでしょう。
大学を中退して専門学校に編入→ネイリスト
大学1~2年生なら、今から専門学校に編入することもひとつの手です。
「絶対にネイリストになる」と心が決まっている場合、3~4年生でかかる学費を専門学校の費用に充てると金銭面の負担が減ります。
家族に相談は必須ですが、十分な覚悟があるならこちらがおすすめです。
大学に通いながらネイルスクールで学ぶ→ネイリスト
お金と時間に余裕がある場合は、ダブルスクールも視野にいれてみてください。
フリータイム制のネイルスクールなら、大学の授業を優先しながら無理なくネイルを学べます。
午前は大学、午後はネイルスクール、もしくは休日のみネイルスクールに通うなど、自分のライフスタイルに合わせて通学しましょう。
新卒切符を使える可能性を残しつつ、ネイリストになる未来を想像しやすいことがメリットです。
大学に通いながら通信講座で学ぶ→ネイリスト
自分の適性を知りたい場合は、通信講座の受講が適しています。
専門学校やネイルスクールよりも安価なネイル通信講座のであれば、自分のアルバイト代で学べるでしょう。
直接指導を受けられない点はデメリットですが、後悔のない選択をするためにはおすすめの方法です。
これからネイリストを目指す人におすすめのネイル資格
ネイリストを目指すなら、正しい知識・技術を証明する資格を取得しましょう。
こちらでは、最低限持っておきたい2つの資格をご紹介します。
JNECネイリスト技能検定試験2級
ネイリストがまず目指す資格といえば、JNECネイリスト技能検定試験です。
3級から1級までの3段階が設定されていますが、ネイルサロンの応募条件には「ネイリスト検定2級以上」と記載されるケースが多々あります。
就職の選択肢を広げるためにもJNECネイリスト技能検定試験2級は取得しておきましょう。
ネイリスト検定とは?ネイル資格の種類と合格率・試験内容を難易度別に解説!
JNAジェルネイル技能検定試験中級
ジェルネイルが主流の昨今においては、JNAジェルネイル技能検定試験も欠かせません。
取得しやすい初級はプロにとって不十分といわれることもあります。
お金を支払っていただくお客様に、安心・安全かつ確かな施術を提供するためにも、JNECジェルネイル技能検定試験中級までは取得しておきましょう。
上級資格はネイリストになってから取得する手もありますよ。
ジェルネイル検定中級を取得するメリットって?難易度と合格率についても紹介
【東京】大卒の社会人におすすめのネイルスクールランキングTOP3

大卒の社会人におすすめの東京のネイルスクールを3校紹介します。
働きながら通いやすいネイルスクールを厳選しました。
ネイルスクール選びに迷う初心者さん必見!失敗しないスクールの選び方とポイント
1位:ネイルスクールシンシア東京新宿校

ネイルスクールシンシア東京新宿校は、働く社会人でも通いやすい環境が整っています。
土日祝日の開校は当然ながら、18時と19時開始の夜間授業が設けられています。
仕事終わりでも授業に参加できるため、時間を有効活用しながら学習を進められる点が大きなメリットです。
就業や開業サポートも充実しており、就職率は驚異の100%を誇っています。
実践的なスキルを中心に学んでいくため、ネイルサロン就職後は即戦力として活躍できるでしょう。
実際、OLをしながらネイルスクールシンシアに通っていた受講生は、1年半で難易度の高いネイル資格をすべて取得してネイリストの夢を叶えています。
代々木駅から徒歩1分と立地もよく、通学の負担が少ないのも一つの魅力です。
おすすめコース | トータルネイルコース |
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目指せるネイル資格 | JNECネイリスト技能検定試験 2級 JNAジェルネイル技能検定 中級 |
資格の合格実績 | JNECネイリスト技能検定試験 全級の合格率85%以上 |
就職率 | 100% |
開業実績 | あり |
所在地 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1‐57‐2 ドルミ代々木904 |
アクセス | 「代々木駅」北口より徒歩1分 |
2位:アフロートネイルスクール新宿校

アフロートネイルスクール新宿校は、充実したオンライン動画教材があるネイルスクールです。
動画教材があれば通勤時間を利用して学習できるため、効率よくスキル習得に励めるでしょう。
授業の予約は24時間受け付けているうえ、受講前日21時までキャンセルが可能です。
仕事の都合に合わせて柔軟にスケジュールを調整できるため、勉強との両立をしやすい点が大きな魅力です。
また、アフロートネイルスクールでは手厚い就職サポートのほかにサロン実習を設けています。
就職で重視される実務経験を積めるため、スムーズな転職が叶うでしょう。
夜間授業や土日開校、駅から徒歩1分など社会人でも通学し続けられる環境が整っています。
おすすめコース | プロフェッショナルネイルコース |
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目指せるネイル資格 | JNECネイリスト技能検定試験 2級 JNAジェルネイル技能検定 中級 ネイルサロン衛生管理士 |
資格の合格実績 | 全国平均の約2倍 |
就職率 | 要問い合わせ |
開業実績 | あり |
所在地 | 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2丁目46-33 西武新宿駅前ビル 7F |
アクセス | 「西武新宿駅」 北口より徒歩1分 |
3位:ヒューマンアカデミー東京新宿校

ヒューマンアカデミー東京新宿校は、就職率91.6%と確かな実績のあるネイルスクールです。
丁寧な個別カウンセリングや面接指導があるため、未経験でも希望のネイルサロンへの就職が実現できます。
また、ヒューマンアカデミーには手厚い開業サポートがあります。
定期的に開催される開業セミナーは修了者も参加できるため、ネイルサロン就職後も選択肢を広げられるでしょう。
実際、就職後に開業した修了者も多く、自分のお店を持てる可能性が十分にあるといえます。
仕事の都合で受講が厳しくなったときは、最長1年まで休学可能なため、忙しいからとネイリストの夢を断念する心配もありません。
24時間見放題の動画教材や土日開校など多様なサポートがあるため、大卒でもネイリストを目指しやすい環境のネイルスクールです。
おすすめコース | トップネイリスト総合コース(2級資格対策) |
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目指せるネイル資格 | JNECネイリスト技能検定試験 2級 JNAジェルネイル技能検定 中級 |
資格の合格実績 | 資格合格者58,000人以上(※2022年3月時点) |
就職率 | 91.6% |
開業実績 | あり |
所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目1-13 京王新宿追分ビル8F |
アクセス | 「JR新宿駅」南口より徒歩3分 |
大卒でネイリストを目指すならネイルスクール!
大卒でネイリストになったとしても、大学で得た知識や友人との繋がりは決して無駄ではありません。
統計学や外国語など、学んできたことによっては直接ネイリストの仕事で活かせる可能性もあります。
むしろ、大学で学んだことが付加価値となり、あなたにしかできない接客・経営が目指せるでしょう。
とはいえ、全日制の専門学校は大学・仕事との両立が難しいことが懸念点です。
大学とのダブルスクールや仕事帰りの通学を検討するなら、ネイルスクールを調べてみましょう。
フリータイム制のネイルスクールなら、大学生・社会人を問わずネイルの学習を進められます。
具体的なカリキュラムは各校によって異なるため、ぜひ一度見学会や体験会に参加してみてくださいね。