ネイリストとして海外進出を夢見ている方もいるかもしれません。
海外で日本人ネイリストが働くことは可能なのでしょうか。
本記事では、日本人ネイリストが海外で働く方法や需要を紹介します。
また、稼げる国や求人・給料についても注意解説しまので、ネイリストとして新しい挑戦に挑みたい方はぜひ参考にしてください。
海外でネイリストとして働きたい!日本人の需要はある?

海外で日本人ネイリストの需要は非常に高いといわれています。
アメリカのネイルサロンは「気軽に行く場所」として認識されています。
海外ではネイルサロンを利用するユーザーが多いため、日本以上に需要が高い職業だといえるでしょう。
海外ネイリストの給料(年収)

海外のネイルサロンは、日本のような固定給ではなく歩合制を採用しているケースが大半です。
アメリカの場合はネイリストとして年収1,000万円を目指せます。
売り上げのほか、お客様からのチップも上乗せされるため、日本よりも高収入が期待できるでしょう。
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ネイリストが海外で働くために必要なもの

海外でネイリストとして働くためには「就労ビザ」「語学力」「ネイル技術」の3つが必要です。
就労ビザ
海外でネイリストとして働く場合、就労ビザの取得は欠かせません。
就労ビザは、就労が認められた在留資格のことです。
就労ビザを取得するためには、就労ビザ申請のスポンサーとなってくれる就職先を見つける必要があります。
国籍のない者が就労ビザなしで働くと「不法就労」とみなされ、国外追放される可能性があるため注意しましょう。
語学力
海外でネイリストとして働くなら、ある程度の語学力が求められます。
ネイリストの仕事内容は、お客様の要望を汲み取り、理想に近い仕上がりにすることです。
お客様とスムーズにコミュニケーションを図るために、語学力は身につけておいた方がよいでしょう。
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ネイル技術
どの国で働く場合も、プロとして一定以上のネイル技術が求められます。
プロネイリストに必要な知識・技術を持っている証となるのがネイル資格です。
国によっては、ネイリストとして働くために国家資格が必要なケースもあります。
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ネイリストが海外で働く3つの方法

ネイリストが海外で働く3つの方法を紹介します。
ワーキングホリデーを活用する
ワーキングホリデーとは、18歳~30歳を対象とした海外留学制度です。
特定の2国・地域間での相互協定に基づくビザの発行により、1年~3年程度の長期滞在が可能となります。
対象となるのはカナダやオーストラリアなどの29か国・地域で、査証発給要件が異なります。(令和5年8月1日現在)
就労ビザよりも取得しやすいため、対象年齢にあたる場合は積極的に活用するとよいでしょう。
日系ネイルサロンの駐在員として働く
ネイリストが海外で働く場合、日系ネイルサロンの駐在員として働く方法もあります。
日系ネイルサロンで働くメリットは、店舗に日本語が通じるスタッフがいる点です。
将来的に海外で働きたい方は、海外進出しているサロンを探し、日本支店で経験を積むとよいかもしれません。
日本での実績が認められると、海外支店に転勤できる可能性があります。
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移住先のネイルサロンに面接に行く
すでに語学力が身についている方は、移住先のネイルサロンに面接に行くのも1つの手段です。
ただし、日本人ネイリストが現地で働くためには就労ビザを申請してもらう必要があります。
現地のネイルスクールを卒業して就職先を探すか、日本での経験をアピールすると即戦力として採用されやすいです。
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ネイリストが海外で働く際の注意点

ネイリストが海外で働く際の注意点を国別に紹介します。
アメリカで働く場合
アメリカでネイリストとして働く場合、「マニキュアリスト」と呼ばれる国家資格が必須です。
取得条件は州ごとに異なり、ライセンスを取得した州のみでしか働くことができません。
アメリカでネイリストとして働きたい場合は、どこの州で働きたいか事前に決めておく必要があります。
また、規定のカリキュラムを修了しないと「マニキュアリスト」を受験できないため、美容学校やネイルスクールに通う必要もあります。
オーストラリアで働く場合
オーストラリアでは、「ABQO」と呼ばれる美容資格機構がスクールを開設しています。
該当スクールに通いカリキュラムを修了すると、ネイルテクニシャン「サーティフィケート」を取得できます。
「サーティフィケート」は、イギリスやカナダなどでも通用する国際ライセンスです。
韓国で働く場合
韓国でネイリストとして働く場合、国家資格・美容師国家技術資格の取得が必須です。
筆記試験合格者のみ、実技試験の受験資格が与えられます。
美容学校やスクール、独学受験でも問題ありません。
海外ネイリストに関するよくある質問

最後に、海外ネイリストに関するよくある質問に回答します。
ネイリストとして海外で稼げる国はどこ?
ネイリストとして稼ぎやすい国として挙げられるのは、ネイル大国のアメリカです。
アメリカはネイル需要が高く、さらに日本よりも給与が高いため、ネイリストで年収1,000万円以上を目指すことも夢ではありません。
また、アメリカのサロンは歩合制を採用しているケースが多く、お客様からもチップをもらえるため、効率的に稼ぎやすいでしょう。
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海外で働く日本人ネイリストってどのくらいいるの?
海外で働く日本人ネイリストの人数について、具体的なデータは見つかりませんでした。
国や地域にもよりますが、SNSなどでは「日本人ネイリストは珍しい」という声が多く、全体数で見るとそれほど多くないと推測できます。
海外のネイリスト求人はどこで探すの?
現地でネイリスト求人を探す場合は、新聞の求人欄・インターネット・街中の張り紙をチェックしましょう。
海外支店があるネイルサロンに就職し、日本支店で働いて経験を積むのも1つの手段です。
日本支店での実績が認められると、海外支店への転勤を打診される可能性があります。
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海外デビューも夢じゃない!ネイリストの多様な働き方
海外でネイリストとして働く場合、国によっては国家資格が必要なケースがあります。
また、就労ビザや語学力の問題もあるため、十分な準備期間を設けましょう。
そして何よりも重要なのが、海外にも通用する正しい知識・技術の取得です。
そのために独学ではなく、ネイルスクールで学ぶことをおすすめします。
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