「ネイリストに資格は必須?」
「そもそもどのようなネイル資格があるの?」
そのような疑問を持っている方もいるでしょう。
本記事では、ネイリストが持っているといい資格を5つ紹介します。
資格の取得方法と学習方法が知りたい方はぜひ参考にしてください。
ネイリストに資格は必要?

ネイリストに資格は必須ではありません。
ネイリストに美容師のような国家資格はなく、無資格でも働けます。
ただし、ネイリストとして働くためには専門的な知識・技術が必要です。
ネイル資格は、正しい知識・技術を持っている証いえます。
サロン就職の際に有利となるため、資格取得を目指すことをおすすめします。
ネイリストが持ってるといい資格5選

ネイリストが持っているといい資格は以下の5つです。
- JNECネイリスト技能検定
- JNAジェルネイル技能検定
- ネイルサロン衛生管理士
- フットケア理論検定
- JNA認定講師
それぞれの取得方法や学習方法を解説します。
JNECネイリスト技能検定
JNECネイリスト技能検定(ネイリスト検定)は、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する検定試験です。
ネイリスト検定は1級・2級・3級の3段階に分かれており、プロネイリストに必要な基準は2級以上といわれています。
それぞれ実技試験と筆記試験を行い、実技試験は38点以上(50点満点)、筆記試験は80点以上(100点満点)で合格となります。
2級・3級は年に4回、1級は年に2回のペースで試験が実施されるため、計画的に学習を進めましょう。
筆記試験は公式問題集から出題されるため対策可能です。
実技試験に関しては、公式サイトの実技採点基準などを確認しながら反復練習を行いましょう。
ネイリスト検定2級とは?取得すると就職率が上がる!合格率や手順を解説
JNAジェルネイル技能検定
JNAジェルネイル技能検定(ジェルネイル検定)は、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が主催するジェルネイルに関する検定試験です。
ジェルネイル検定は初級・中級・上級の3段階に分かれており、プロネイリストに必要な基準は中級以上といわれています。
初級・中級は実技試験と筆記試験を行い、上級は実技試験のみを行います。
いずれの級も年に2回の実施となるため、ネイリスト検定と同様に計画的に資格取得を目指しましょう。
JNAのオフィシャル教材(テキストやDVD)を中心に学習し、反復練習を行ってください。
参考:JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会
ジェルネイル検定中級を取得するメリットって?難易度と合格率についても紹介
ネイルサロン衛生管理士
ネイルサロン衛生管理士は、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が主催するネイル資格です。
JNAが定めた衛生管理自主基準を普及し、安全で安心なネイルサービスを提供することを目的としています。
ネイルサロン衛生管理士の検定試験は、全国のJNA認定校で随時実施されています。
約180分間の講習を受けたあと、確認テストで80点以上(100点満点中)を獲得すると合格です。
採点・合格発表は当日会場内で行われます。
試験対策として、事前にJNA制定の「ネイルサロンにおける衛生管理に関する自主基準」をよく確認しておきましょう。
ネイリスト衛生管理士とは?資格の取り方と独立におすすめの理由
フットケア理論検定
フットケア理論検定は、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が主催するフットケア施術に関する検定試験です。
ネイルサロンではフットケア施術を行うこともあるため、余裕がある方は取得しておくことをおすすめします。
フットケア理論検定試験は、全国のJNA認定校で随時実施されています。
120分間のセミナーを受講したあと、30分間の筆記試験で80点以上(100点満点中)を取得すると合格です。
JNAの指定テキストを中心に学習を進めましょう。
参考:JNAフットケア理論検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会
JNA認定講師
JNA認定講師は、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が実施する試験に合格することにより与えられる資格です。
試験に合格すると、JNAの講師会のメンバーとしての活動が許され、検定試験の試験官やコンテストの審査員などを通してネイル業界に貢献できます。
JNA認定講師試験を受験するためには、「ネイリスト検定1級」「ジェルネイル検定上級」「実務経験」など複数の受験資格をクリアしなくてはいけません。
JNA認定講師試験は、年に2回(3月・9月)、東京と大阪にて交互に開催されます。
試験は2日に渡って行われ、1次試験では実技試験のみ、2次試験では実技試験・筆記試験・面接試験を実施します。
JNA認定講師試験の合格率は約10~30%と低いため、ネイルスクールの認定講師対策・単発コースを受講するなど徹底した対策が必要です。
ネイリストの働き方と必要資格

ネイリストの働き方5つと、それぞれに適した資格を紹介します。
ネイルサロンに就職
最もメジャーなのは、ネイルサロンに就職してスタッフとして勤務する働き方です。
将来的に独立・開業や講師を目指す場合も、まずはサロン勤務で経験を積む方が多いでしょう。
無資格でも働けるネイルサロンはありますが、採用条件として「ネイリスト検定2級もしくは3級以上」を条件にしているサロンが目立ちます。
プロネイリストの基準は「ネイリスト検定2級以上」「ジェルネイル検定中級以上」となるため、この2つの資格取得を目指すとよいでしょう。
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自宅ネイルサロン開業
2つ目の働き方は、自宅ネイルサロン開業です。
自宅ネイルサロン開業のメリットは、自宅の一角を利用して気軽に開業できる点や、自分のペースで働ける点が挙げられます。
自宅ネイルサロン開業に適した資格は、サロン就職と同様に「ネイリスト検定2級以上」「ジェルネイル検定中級以上」です。
また、自分がサロンの責任者となるため、「ネイルサロン衛生管理士」も取得しておくとよいでしょう。
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業務委託・副業ネイリスト
より自由な働き方を希望する方には、業務委託・副業ネイリストをおすすめします。
業務委託とは、企業側と「対等な立場」で契約を結ぶ働き方です。
具体的には以下のような働き方があります。
- ネイルサロンで業務委託スタッフとして働く
- スペースを借りて業務委託でネイルサロンを経営する
副業ネイリストとは、本業を持つ方が休日や就業後の時間を利用してネイリストとして働くことです。
業務委託・副業ネイリストを目指す場合も、「ネイリスト検定2級以上」「ジェルネイル検定中級以上」「ネイルサロン衛生管理士」などの資格取得をおすすめします。
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ネイルサロン経営
高収入を目指す方は、従業員を雇って大規模なネイルサロンを経営することを検討してみてはいかがでしょうか。
ネイルサロン経営者に適した資格は、「ネイルサロン衛生管理士」です。
自ら施術を行う場合は、「ネイリスト検定2級以上」「ジェルネイル検定中級以上」も取得しておくとよいでしょう。
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ネイルスクール講師
ネイリストには、ネイルスクール講師という働き方もあります。
ネイルスクール講師に適した資格は「JNA認定講師」です。
JNA認定講師の受験資格には以下の項目があります。
- 受験日において満20歳以上
- JNA認定校を卒業している
- JNAの個人正会員である
- ネイリスト技能検定試験1級に合格し、1級合格認定日より1年以上経過している
- ジェルネイル技能検定試験上級の資格を取得している
- JNAフットケア理論検定試験の資格を取得している
- ネイルサロン衛生管理士の資格を取得している
- 実務経験がある など
JNA認定講師試験を受験するには、自ずと上記の資格も必要です。
JNA認定校・本部認定校とは?普通のネイルスクールとの違いや選ぶメリットも解説!
資格学習は独学とネイルスクールどちらを選択すべき?

結論からいうと、資格学習はネイルスクールを選択すると安心です。
大半のネイルスクールでは各資格ごとに適切なカリキュラムが構成されており、「検定合格保証」や「無料サポート」など、充実したサポート環境が整っています。
独学や通信講座でも合格できる可能性はありますが、効率性を重視するのであればネイルスクールを選択するとよいでしょう。
ネイルスクールは通学と通信講座のどっちがいい?それぞれの違いとメリット・デメリットを紹介
ネイリスト資格取得におすすめ!東京のネイルスクール3選

ネイリスト資格取得におすすめしたい東京のネイルスクールを3校紹介します。
ネイルスクールシンシア

ネイルスクールシンシアは、新宿駅・代々木駅から徒歩5分圏内にあるネイルスクールです。
目標やレベルに合わせた多彩なコースを用意しており、資格取得に向けた集中カリキュラムで合格を目指す「検定対策コース」もあります。
ネイリスト検定1級の合格率は85%、2級の合格率は92%、3級の合格率は98%と高い合格率を誇ります。
合格するまで何度でも無料サポートが受けられる検定合格保証があるため、安心して資格取得にチャレンジできるでしょう。
ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは全国に22校舎を展開するネイルスクールで、東京には新宿駅から徒歩約3分の場所に「新宿南口校」があります。
検定対策コースでは、万が一試験に落ちた場合、次の検定対策講座も無料で受講可能です。
また、通常授業以外にもフリーレッスンや自習室を利用できるため、資格取得に向けて効率的に学習できます。
オンライン動画を24時間無料で視聴できるのも魅力です。
アフロートネイルスクール

アフロートネイルスクールは全国に22校舎を展開するネイルスクールで、東京には「東京新宿校」や「渋谷校」などがあります。
検定対策講座には合格保証制度が付いており、合格するまで無料でアドバイスやレッスンを受けられます。
他にもオリジナル問題集の配布や模擬テストなどを実施しており、資格取得を目指す方にとっては心強いでしょう◎
ネイリスト持っているといい資格に関するよくある質問

最後に、ネイリストが持っているといい資格に関するよくある質問に回答します。
ネイリスト資格に年齢制限はある?
受験できる年齢は資格によって異なります。
たとえば、ネイリスト資格の中で最も有名な「ネイリスト検定」や「ジェルネイル検定」は、義務教育(中学教育学校)を修了している方なら誰でも受験可能です。
JNA認定講師試験に関しては、受験日において満20歳以上であることが条件となります。
ネイリスト資格で給与は変動する?
資格手当を導入しているネイルサロンもあるため、ネイリスト資格を保有しているほうが給与アップが期待できます。
給与に直接反映されなくても、ネイル資格を取得しておいたほうがスキルアップにつながりやすいでしょう◎
結果的に収入アップを目指せるチャンスが増すため、ネイリスト資格を取得することをおすすめします。
ネイルスクールで基礎を学び資格取得を目指そう!

ネイリストに資格は必須ではないものの、取得しておいたほうが就職や開業に有利です。
資格取得を目指す方は、ネイルスクールで基礎からしっかりと学ぶことをおすすめします。
ネイルスクールでは複数のコースを用意しているケースが多いため、自分が取得したい資格に合うコースを選択してください。
また、合格するまで無料でサポートしてくれる「検定合格保証」があるネイルスクールがおすすめです。
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