ネイリストを目指しても、数年後には職を失うのではないかと不安に思っていませんか?
新型コロナウイルスの影響やセルフネイルの流行により、ネイルサロンの需要は一時的に低下しました。
しかし、現在は新たなニーズが生まれており、ネイル業界は再び活気を取り戻しています。
今回ご紹介するネイル業界で生き残る方法を実践すれば、歳を取っても仕事がなくなることはありません。
現在抱える不安を払拭し、夢への一歩踏み出してください。
ネイリストって需要ある?
近年、ネイル業界を取り巻く環境は大きく変化しました。
- リモートワーク増加によるオフィスネイルの需要減少
- ネイルプリンターの流行
- セルフネイルの流行
2020年は新型コロナウイルスが広がり、ネイル業界も大きな打撃を受けました。
営業がままならず、倒産したサロン数は過去最多を記録したほどです。
そんな背景を見ると、ネイリストを目指すべきか悩んでしまいますよね。
しかし新型コロナウイルスが第五類に移行した現在、ネイリストは高い需要があります。
オフィスネイルの需要は減少傾向にありますが、ネイルの自由度が高まったことで個性派デザインを楽しむ人が増えました。
人気のデザインは変わりましたが、ネイルの需要は低下していません。
また、ネイリストの施術はネイルプリンター・セルフネイルでは叶わないものです。
- 長持ちさせる下処理
- ハンドマッサージ
- パーツを用いたデザイン
- 艶やかな仕上がり
上記はいずれもスキルを身に着けたプロにしかできません。
ネイリストの需要は十分にあるため、お客様の期待に応えられる技術を身につけましょう。
ネイル業界の今
コロナ禍を乗り越えた現在のネイル業界は、新しいニーズが生まれています。
- メンズネイル
- 福祉ネイル
- 海外での施術
ネイルといえばジェルネイルのイメージがありますが、メンズネイルはハンドケアが主流です。
これからのネイリストは、プレパレーションのスキルや男性が快適に過ごせる環境づくりが求められるでしょう。
また、高齢化が進む現代では福祉ネイルも注目されています。
ネイル技術を身に着ければ、ボランティア活動で役立てる点も魅力です。
日本人の丁寧で繊細な技術は海外からも高く支持されており、勤務地は国内に限りません。
活躍の場が広がっていることも、今のネイル業界の特徴といえるでしょう。
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ネイリストに将来性はあるの?
新型コロナウイルスが蔓延した時期は廃業するサロンも数多くありました。
しかし、廃業するサロン以上に新たに開業するサロンが多く、ネイルサロンの需要は増加傾向にあるといえます。
ニーズに変化はありますが、ネイリストの仕事はなくならないでしょう。
ネイルプリンター・セルフネイルの流行から、今後サロンのニーズは二極化することが予想されます。
例えば、安さを求めるお客様に対応するなら、サロンは価格競争に勝てる仕組みを作らなければなりません。
一方、仕上がりの期待に応えるためには、日々のスキルアップが必要不可欠です。
情勢が激しく変化する現代では、さらにニーズが変化するでしょう。
この先もネイリストとして活躍するには、時代の変化に対応できる柔軟性と視野の広さを持つことが大切です。
生き残るネイリストになる3つの方法
ネイリストには需要がありますが、努力なしで生き残れる仕事ではありません。
こちらでは、ネイル業界で長く活躍するための方法をご紹介します。
資格を取得する
これからネイリストを目指すなら、まずはJNECネイリスト技能検定2級・JNAジェルネイル技能検定中級を取得しましょう。
多くのネイリストは、最低でもネイル検定3級・ジェルネイル検定初級を取得しています。
そのなかで自分の市場価値を高めるには、ワンランク上の資格取得がおすすめです。
上記の資格を取得しているなら、更に難易度の高い資格を目標にしてください。
- JNECネイリスト技能検定1級
- JNAジェルネイル技能検定上級
- JNA認定講師資格
ネイル検定1級やジェルネイル検定上級の資格を取得すれば、トップクラスのネイリストであることを証明できます。
自分の自信になるだけでなく、お客様からの信頼も得られるでしょう。SNSで集客をする際のアピールにもなります。
高収入を目指すなら、ネイルスクールで働ける認定講師資格も検討してください。
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また、唯一無二のネイリストになるには、ネイル以外の資格取得が効果的です。
福祉系 |
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パーソナル系 |
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美容系 |
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高齢者・障害者を対象にした福祉ネイリストを目指すなら、福祉系の資格取得がおすすめです。
年齢を問わず、お客様の魅力を最大限に引き出すためには、話題のパーソナル関連資格が役立つでしょう。
複数の資格をかけ合わせれば、あなたにしかできない施術が可能になります。
業界で自分の市場価値を高めるために、新たな資格も視野にいれてください。
経験・スキルを積む
ネイリストとして安定した収入を得るには、顧客獲得が必要です。
多くの顧客を抱えるネイリストは予約が埋まりやすく、収入に不安がありません。
サロンに勤務する場合はボーナスや手当が期待できるほか、将来的には独立が目指せるでしょう。
そんな高収入ネイリストになるには、経験・スキルが必須です。
- お客様の希望を読み取る力
- 丁寧な接客対応
- 自分だけのオリジナルデザイン
- 長持ちさせる技術力
お客様の要望に応えるために必要な能力は、一朝一夕で身に付くものではありません。
長年の経験でしか得られない技術は、お客様からの指名率アップにつながるでしょう。
また、自分にしかできないデザインを生み出すと、あなたの市場価値があがります。
オリジナルデザインの考案はスキルやセンスが問われますが、ネイル業界で生き抜くひとつの手段になるでしょう。
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SNSでの情報発信力を磨く
サロン選びで活用される2大ツールといえば、予約サイトとSNSです。
近年はSNSでネイリストを探す人が増加しており、自分のデザインを発信することは、顧客獲得に繋がります。
一例ではありますが、Instagramで集客をするなら以下のような工夫が必要です。
- 定期的な投稿・更新
- リールを活用する
- ハッシュタグを活用する
- コンテンツの内容を見やすく統一する
SNSが市場を動かす現代では、情報発信力が問われます。
ネイル業界で生き抜くには、デビュー前から構想を練ることがおすすめです。
ネイルスクールで資格を取得しよう!
最短で確実に資格を得るには、ネイルスクールに通学しましょう。
JNECネイリスト技能検定の場合、3級の合格率は累計80%台、2級・1級の合格率は40%前後です。(参考:日本ネイリスト検定試験センター)
ネイル検定は独学でも挑戦できますが、2級以上の取得は困難を極めるでしょう。
一方、ネイルスクール通学者の合格率は平均を大きく上回ります。
2級・1級の合格率が80~90%台のスクールであれば、ストレート合格も夢ではありません。
スクール通学を検討する際は、試験の合格率もチェックしてください。
ネイリスト検定1級の難易度は?勉強時間や合格率は何%?独学は難しいのかを徹底解説
東京でおすすめのネイルスクール5選
こちらでは、検定合格率が高いおすすめのネイルスクールを5つ紹介します。
ネイルスクールシンシア
独立・開業を目指すなら、サポートが充実したネイルスクールシンシアを検討してください。
- 就職アドバイス・開業サポートを実施
- 認定講師対策コースも開講
- 開業後も面談や無料セミナーを実施
手厚いサポートが受けられるネイルスクールシンシアなら、不安な就活・開業も乗り越えられます。
開業支援には特に力を入れており、提携企業から集客サポートを受けられる点も魅力です。
卒業後も面談・セミナーを受講できるため、開業後の成功率も高まるでしょう。
アフロートネイルスクール
接客業が未経験なら、サロン研修が充実しているアフロートネイルスクールが適しています。
- スチューデントサロン研修を開講
- 提携企業・サロンでの現場研修が可能
- 転職サポート制度あり
アフロートでは、実際のサロン勤務を想定したスチューデントサロン研修や現場研修を実施しています。
会話や接客に苦手意識を持っているあなたにもぴったりでしょう。
転職サポートも受けられるため、万が一就職先が合わなかったときも相談ができますよ。
黒崎えり子ネイルスクール
仕事で忙しい場合は、通いやすさが抜群の黒崎えり子ネイルスクールがおすすめです。
- 夜間クラスも開講
- 1クラスの人数は2~10名
- 予約・キャンセルは24時間スマホから受付可能
黒崎えり子ネイルスクールはフリータイム制ですが、夜間クラスも開講しています。
新宿駅から5分以内の好立地で、仕事帰りに通いやすいでしょう。
授業の予約・キャンセルも簡単にできるため、急な仕事で都合がつかない場合も安心です。
ヒューマンアカデミー
複数の資格取得を目指しているなら、資格の総合校であるヒューマンアカデミーが適しています。
- ネイル以外の資格も取得できる
- ネイルのみのコースも充実
- 東京以外でも通学・編入が可能
ヒューマンアカデミーならさまざまな資格を取得できます。
パーソナルカラーやケアマネージャーなど、ネイル資格と相性の良い検定講座も受けられる点が特徴といえるでしょう。
ネイルだけでもコースが充実しているため、自分に適した講座を選びやすいことも魅力です。
ネイルスクールtricia
オリジナルデザインで集客を目指すなら、ネイルスクールtriciaでレッスンを受講しましょう。
- 現役人気ネイリストがレッスンを実施
- 授業で使用する消耗品は無料貸し出し
- 少人数制のクラス
triciaの特徴は、現役人気ネイリストから直接指導を受けられることです。
個性的なアート技術を間近で見れば、オリジナルデザインの発想にも繋がるでしょう。
少人数制で講師に質問がしやすく、技術を磨きやすいこともポイントです。
ネイルスクール選びに迷う初心者さん必見!失敗しないスクールの選び方とポイント
ネイリストの将来性に関するよくある質問
ネイリストの仕事を何年先まで続けられるのかも気になるポイントですよね。
こちらでは、ネイリストの年齢制限や開業後の成功率について解説します。
ネイリストは何歳まで働けますか?
ネイリストに年齢制限はありません。
ネイル検定・ジェルネイル検定は義務教育を修了した方であれば、何歳でも受験できます。
しかし、ネイリストは細かい作業で神経を酷使する仕事です。
体力がなければ長時間労働は厳しく感じるでしょう。
自分のからだと相談しつつ、時短勤務や業務委託などを検討することがおすすめです。
ネイリストの開業成功率は?
自宅ネイルサロンの場合、開業費用はかなり抑えられます。
家賃が必要ないため、施術に必要な道具・設備を揃えればすぐに仕事を始められるでしょう。
しかし、開業のハードルが低い分、事業に失敗してしまう人も少なくありません。
開業5年後の存続率は10%以下といわれており、長い目で見ると成功率は1割以下です。(参考:株式会社M&A総合研究所)
この結果から、サロン運営は簡単ではないことがうかがえるでしょう。
独立ネイリストの年収や開業費用はいくら?サロンオーナーと雇われ店長はどっちがいい?
ネイルサロンの存続率は?
新たに開業したネイルサロンの5年後存続率は10%以下です。
10年後の存続率は5%以下ともいわれており、長期的な運営には経営力が問われます。
こうした経営力を独学で身に着けることは困難です。
一握りの成功者となるためには、ネイルスクールや専門家に相談して運営に必要な知識を学びましょう。
ネイリストの将来性はまだまだ安泰!好きを仕事に活かそう
開業にはリスクもありますが、ネイルサロンの需要は十分にあります。
手に職をつければ店舗や働き方の範囲も広がり、自分の理想的な生活に一歩近づくでしょう。
ただし、サロンワークに必要な技術や知識は、独学だけでは得られません。
ネイル業界で長く活躍するには、ネイルスクールへの通学を検討しましょう。
見学会・体験会に参加して、ぜひ自分に最適なスクールを選んでください。