「ネイルスクールに通う時間がない…」
「金銭的な余裕がないため、独学でネイリスト資格を取得したい」
このような悩みはありませんか?
結論からいうと、ネイリスト資格は独学でも取得できます。
この記事では、ネイリスト資格を独学で取得するメリットやデメリット、かかる費用などを解説します。
ネイリスト資格を取得したい方は必見です。
ネイリスト資格を独学で取得する方法

ネイリスト資格を独学で取得する主な方法は、「公式教材を購入して勉強する」と「動画やWEBサイトを参考に学ぶ」の2つです。
公式教材を購入して勉強する
ネイリスト資格を独学で取得する1つ目の方法は、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が出版している公式教材を購入して独学で勉強する方法です。
JNAは1985年に設立された団体で、日本における健全なネイル産業の発展を目的として活動しています。
オフィシャル教材にはテキストとDVDがあり、独学でネイリスト資格取得を目指す方に最適な内容です。
全国のネイルディーラーやネイルショップで手軽に購入できるため、独学でネイルを学びたい方におすすめです。
参考:NPO法人 日本ネイリスト協会「JNAオフィシャル教材」
動画やWEBサイトを参考に学ぶ
ネイリスト資格を独学で取得する2つ目の方法は、動画やWEBサイトを参考に学ぶ方法です。
インターネット上には、ネイルに関する多くの動画やWEBサイトがあります。
教材では分かりにくい部分も動画なら分かりやすく、うまく活用すれば上達が早まります!
ただし、動画やWEBサイトの情報がすべて正しいとは限りません。
掲載元がしっかりしているのかを確認したほうがよいでしょう。
ネイリスト検定を独学で取得するメリット

ネイリスト検定を独学で取得する主なメリットは以下の3つです。
- 費用を抑えられる
- 自分のペースで学べる
- 仕事や育児と両立しやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
費用を抑えられる
ネイリスト検定を独学で取得する一番のメリットは、費用を大幅に抑えられる点です。
テキスト代やDVD代と材料費を合わせた5万円前後の予算でネイルの勉強を始められます。
一方で、ネイルスクールや専門学校に通うと入学金や授業料などが数十万から数百万前後かかります。
費用を抑えたいなら通信講座で学ぶ方法もありますが、それでも10万円前後の費用が必要です。
ネイリストになるまでにかかる費用は?ネイルスクールの相場やメリット・通い方を解説!
自宅で学べる
ネイリスト検定を独学で取得すれば、自宅にいながらネイルを学べます。
ネイルスクールや専門学校に通うと、通学時間がもったいなく感じる方もいるでしょう。
「地方在住で近くにネイルスクールがない」「忙しくてネイルスクールに通う時間がない」という方におすすめです。
仕事や育児と両立しやすい
仕事や家事と両立しやすいのも独学のメリットです!
仕事や育児をしていると、ネイルスクールや専門学校に通う時間が確保できない方もいるでしょう。
しかし自宅での独学なら、自分の都合に合わせてマイペースにネイルを学べます。
通信講座の場合もサポートを受けられる期間が決まっていることが多く、精神的に焦ってしまうかもしれません。
独学であれば週末にまとめて学べますし、都合が悪くなったら気軽に学習を中断することも可能です。
社会人からでも働きながらネイリストになれる?ネイルスクールの種類と選ぶポイントを解説
ネイリスト検定を独学で取得するデメリット

ネイリスト検定を独学で取得する主なデメリットは以下の3つです。
- 何から勉強すればよいのか分からない
- 講師の指導やアドバイスを受けられない
- モチベーションを保ちにくい
それぞれ詳しく解説していきます。
何から勉強すればよいのか分からない
ネイルに関する知識がないと、テキストを見ても何から勉強すればよいのか分からない可能性があります。
ネイルスクール・専門学校・通信講座では、そのような事態はありえません。
学費は発生するものの、きちんとしたカリキュラムが組まれているため、ステップ通りに勉強していけば自然とネイルに関する知識や技術が身につきます。
独学の場合、頼る人がいないため手探り状態で勉強を開始しなくてはいけません。
講師の指導やアドバイスを受けられない
ネイリスト検定を独学で取得する一番のデメリットといえるのが、講師の指導やアドバイスを受けられない点です。
ネイルスクールや専門学校の場合、直接講師の指導を受けられるため早く上達します。
独学は間近で講師の技術を見て学べないだけでなく、添削も一切してもらえません。
分からない点があっても質問できないため、間違ったやり方を覚えてしまうリスクもあります。
モチベーションを保ちにくい
独学は1人で学習を進めていくため、モチベーションを保ちにくいデメリットもあります。
テキストを開いても分からない言葉ばかりで、一度つまづいた時に挫折してしまうかもしれません。
一方のネイルスクールや専門学校では、分からない点を教えてくれる講師や先輩、同じ夢を持った仲間たちが支えてくれます。
この差は大きいでしょう。
ネイリスト検定を独学で取得するのが難しい理由

一般的に、ネイリスト検定を独学で取得するのは難しいといわれています。
デメリットとかぶる部分もありますが、主な理由を2つ紹介します。
上位の資格になるほど技術力が必要
独学で資格取得を目指せるのは、初級の資格までといわれています。
上位の資格になるほど高い技術が求められるため、ネイルスクールや専門学校に通って講師に指導してもらったほうが有利です。
初級の資格であれば、試験概要をよく確認して、必要な勉強をしていれば独学でも取得できる可能性は十分にあります。
ただし、上位の資格を目指す場合は、試験のレベルも高くなるのでネイルスクールへの入学を検討しましょう。
ネイリスト検定1級の合格率・採点基準は?取得するメリットや資格の特徴を解説
独学では技術が身についているのか判断しにくい
独学では、正しい技術が身についているか判断できません。
自分では正しくできているつもりでも、専門知識を持った人から見ると不十分なことがよくあります。
怖いのは独学で取得した技術が間違っているパターンです。
もし間違っていても自分一人ではなかなか気づけません。
検定試験では技術面を細かく審査されるため、講師にしっかりと確認してもらわないと不利となります。
【資格別】独学で取得するのにかかる費用

ネイル関連の代表的な資格は「JNECネイリスト技能検定試験」と「JNAジェルネイル技能検定」の2つです。
この2つの資格を独学で取得するのにかかる費用を紹介します。
JNECネイリスト検定
JNECネイリスト技能検定試験の受講料は以下の通りです。
JNECネイリスト技能検定試験3級 | 6,800円(税込) |
JNECネイリスト技能検定試験2級 | 9,800円(税込) |
JNECネイリスト技能検定試験1級 | 12,500円(税込) |
教材費は以下の通りです。
JNAテクニカルシステム ベーシック | 4,950円(税込) |
JNAテクニカルシステム アドバンス | 5,500円(税込) |
ネイリスト技能検定試験1級 テクニック講座(DVD) | 4,950円(税込) |
ネイリスト技能検定試験2級 テクニック講座(DVD) | 4,950円(税込) |
ネイリスト技能検定試験3級 テクニック講座(DVD) | 2,090円(税込) |
ネイリスト技能検定試験 公式問題集 | 4,400円(税込) |
ネイリスト技能検定 1級・2級・3級完全対策バイブル | 1,980円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定
JNAジェルネイル技能検定試験の受講料は以下の通りです。
JNAジェルネイル技能検定 初級 | 9,900円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定 中級 | 13,200円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定 上級 | 16,500円(税込) |
教材費は以下の通りです。
JNAテクニカルシステム アドバンス | 5,500円(税込) |
JNAテクニカルシステム 〜ジェルネイル〜 | 3,960円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定試験 上級テクニック講座(DVD) | 4,950円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定試験 中級テクニック講座(DVD) | 4,950円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定試験 初級テクニック講座(DVD) | 3,960円(税込) |
この他に道具代一式がかかります。
プロ用の道具を揃えると10万円ほどかかりますが、安く抑えれば2~3万円ほどで済みます。
独学で取得しやすいネイルの資格は?

上位の資格になるほど高い技術が求められ、独学での取得はハードルが高いでしょう。
独学で取得しやすいネイルの資格は、「JNECネイリスト技能検定試験3級」と「JNAジェルネイル技能検定 初級」の2つです。
JNECネイリスト検定3級
JNECネイリスト技能検定試験は、正しい技術と知識の向上を目的とした検定試験です。
JNECネイリスト技能検定試験3級では、ネイルケアやネイルアートに関する基本的な技術および知識を問われます。
取得までに必要な時間・勉強方法
JNECネイリスト技能検定試験3級の取得に必要な学習時間は、3ヶ月程度を目安にしておくとよいでしょう。
3級の筆記試験はマークシート方式で、制限時間は30分間です。
また、正しくテーブルセッティングがされているかをチェックされます。
基本的にはJNEC日本ネイリスト検定試験センターが発売する公式問題集からの出題となるため、3級の範囲を暗記しましょう。
実技試験では、「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の3つが出題されます。
これら3つを計70分の時間制限内で行いますが、見直しの時間に5分程度残すのが理想的です。
正しく施術できるように技術を身につけ、その後はスピードを早める練習を行うとよいでしょう。
スピードばかりを意識して、施術が雑にならないように注意してくださいね。
JNAジェルネイル技能検定 初級
JNAジェルネイル技能検定試験は、お客様が安心して施術を受けられる健全なジェルネイルの普及を目的とした検定試験です。
初級では、ジェルネイルの基礎的知識と技術の修得を目指します。
取得までに必要な時間・勉強方法
JNAジェルネイル技能検定試験 初級の取得に必要な学習時間は、3〜4ヶ月程度を目安にしておくとよいでしょう。
初級の筆記試験はマークシート方式で、制限時間は30分間です。
最新の要項で出題内容を確認し、JNAテクニカルシステムで学習していきましょう。
実技試験は第1課題(制限時間35分)と第2課題(制限時間60分)があり、それぞれテーブルセッティングの後に以下の項目を審査します。
独学で初級を取得する場合は、JNAテクニカルシステムやテクニック講座(DVD)を使って技術を取得します。
JNAジェルネイル技能検定試験は減点方式なので、あらかじめ減点対象を確認しておくことも重要です。
ジェルネイル検定初級とは?試験内容と合格率がアップする対策方法を公開!
独学でネイル資格を取得する人が気になる疑問

最後に、独学でネイル資格を取得する方が気になる疑問について回答します。
完全独学でネイルサロンを開業できますか?
独学からネイルサロンを開業することは可能です。ネイリストに資格は必須ではなく、無資格もしくは初級の資格しか持っていなくても開業できます。
ただし、現実的に考えると「JNECネイリスト技能検定試験1級」「JNAジェルネイル技能検定試験 上級」といった上級者向けの資格を取得しておくことが望ましいでしょう。
資格保持者のネイリストが所属しているかでネイルサロンを選ぶお客様が少なくないからです。
解説してきたように、独学で上級者向けの資格を取得するのは至難の業です。
効率的に上級者向けの資格を取得できるよう、ネイルスクールや専門学校に通うことをおすすめします。
通信でネイル資格取得やサロン開業は可能?失敗しない講座の選び方
ネイリストになるにはどのネイル資格が必要ですか?
ネイリストを目指すなら、「JNECネイリスト技能検定試験2級」「JNAジェルネイル技能検定試験 中級」までを取得しておくことをおすすめします。
上記2つの資格は、ネイリストとして最低限の知識・技術を持っている基準となるからです。
資格を持っていたほうがネイルサロン就職に有利ですし、開業した際も信頼性につながります。
プロのネイリストを目指すならネイルスクールがおすすめ!
独学でもネイリスト資格は取得できますが、上位の資格を取得するのは難しいでしょう。
上位の資格になればなるほど高い技術力を求められるからです。
プロのネイリストを目指すなら、ネイルスクールや専門学校に通って、直接講師の指導を受けることをおすすめします。
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