30代になって仕事やプライベートが安定し、「何か新しいことにチャレンジしたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
趣味でセルフネイルを楽しんでいた方が、30代になってネイリストを志すケースは少なくありません。
この記事では、30代未経験でネイリストを目指すのは難しいのかを解説します。
30代でネイリストを目指すメリット・デメリットや取得すべき取得についても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
30代未経験でネイリストを目指すのは難しい?

結論からいうと、30代未経験でネイリストを目指すことは可能です。
ネイリストに年齢制限はないため、40代50代でも資格を取得してネイリストを目指す方はいます。
ネイリストを目指すうえで、30代という年齢はそれほどデメリットになりません。
ただし、「難しいかどうか」は人それぞれ感じ方が違います。
1ついえるのは、未経験の方が資格なしでネイリストになるのは難しいでしょう。
年齢に関わらず、コツコツと学習してネイル資格を取得することがネイリストへの近道です。
ネイリスト資格は独学でも取れる?独学のメリットやデメリット・かかる費用や道具を解説
30代でネイリストを目指すメリット

30代でネイリストを目指すことには、メリットとデメリットの両方があります。
はじめに30代でネイリストを目指すメリットを3つ紹介します。
働き方の選択肢が増える
30代でネイリストを目指す1つ目のメリットは、働き方の選択肢が増える点です。
ネイリストには以下のような働き方があります。
- サロン勤務
- 独立開業
- ネイル講師
- 業務委託
ネイリストにはさまざまな働き方があり、ライフスタイルに合わせて選択可能です。
例えば、家事や育児と両立したい方は、時間に自由が効きやすい自宅サロン開業や業務委託を選ぶと働きやすいでしょう。
やりがいのある仕事に就ける
30代でネイリストを目指す2つ目のメリットは、やりがいのある仕事に就ける点です。
ネイリストはお客様の笑顔を見れたり、お客様から「ありがとう」と感謝されたりすることがあります。
自分の施術でお客様が幸せな気分になってくれることに、大きなやりがいを感じているネイリストは多いです。
サロンワークとは?ネイリストの業務内容と意識すべき大切なこと
趣味を活かせる
ネイルストを志す方は、セルフネイルを趣味で楽しんでいた方がほとんどです。
趣味を活かして収入を得られている方は、ほんの一握りかもしれません。
ネイリストになると、好きなことを仕事にしている喜びを日々感じられます。
30代でネイリストを目指すデメリット

続いては、30代でネイリストを目指すデメリットを3つ紹介します。
ネイリストを志す方は、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。
収入が減る可能性がある
働き始めは、前職よりも収入が減る可能性があります。
未経験でネイリストになる場合、下積みからスタートすることになるためです。
ただし、仕事に慣れて固定客がつくようになると収入は徐々に上がっていきます。
上司・同僚が自分より年下
30代でネイリストになると、上司・同僚が自分よりも年下になる可能性があります。
ネイルサロンで働くネイリストの平均年齢は20~30代です。
気にならない方は問題ないものの、「年下ばかりの環境に抵抗がある」「上司が年下のは無理」という方にとってはきついかもしれません。
技術練習により自由に使える時間が減る
サロン勤務のネイリストは、営業終了後や休日を活用して技術練習を行うケースがあります。
そのため、自由に使える時間が減る可能性があります。
ネイル業界のトレンドは日々変わっていくため、常に最新の知識・技術を頭に入れておかなくてはいけません。
働き始めはとくに技術練習に費やす時間が多いため、プライベートに影響が出る可能性があります。
ネイリスト30代|取得すべき資格の種類は?

ネイリストに美容師のような国家資格はありませんが、ネイル資格を取得しておくことが望ましいです。
ネイリストを目指す方が取得すべき2つの資格について解説します。
JNECネイリスト検定2級
JNECネイリスト検定は、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する検定試験です。
ネイルに関する正しい技術・知識の向上を目的とした検定試験で、ネイル関連の資格の中では最も歴史があります。
3級・2級・1級の3段階に分かれていますが、プロネイリストの基準は2級以上です。
JNECネイリスト検定2級では、「サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術・知識」を問われます。
JNAジェルネイル検定中級
JNAジェルネイル検定は、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が主催するジェルネイルに関する検定試験です。
健全なジェルネイルの普及を目的に実施されており、初級・中級・上級の3段階に分かれています。
プロネイリストの基準は中級以上で、プロとしてサロンワークに必要な専門的知識・技術を問われます。
ネイリスト検定とは?ネイル資格の種類と合格率・試験内容を難易度別に解説!
ネイリスト30代|未経験で資格を取得する方法

未経験でネイル資格を取得する方法は、主に「ネイルスクール」「通信講座」「独学」の3つです。
それぞれの学習方法について解説します。
ネイルスクールで資格を取得する
未経験で資格取得を目指すなら、通学制ネイルスクールがベストです。
ネイルスクールでは直接講師の指導を受けられるため、効率的に技術を取得できます。
また、検合格するまで無料でサポートしてもらえる「検定合格保証」が付いているケースが目立ちます。
就職・開業サポートも受けられるため、卒業後の進路も決まりやすいでしょう。
趣味ネイルを上達させたい人必見!ネイルスクールのメリットや選び方・おすすめのスクールを紹介
通信制(通信講座)のネイルスクールで資格を取得する
ネイルスクールに通う時間がない方におすすめなのは、通信制のネイルスクール(通信講座)です。
通信講座は自宅にいながら好きなタイミングで学べるため、仕事や育児と両立しやすいでしょう。
直接講師の指導を受けられないデメリットはありますが、講師による添削や相談を行っている通信講座を選ぶとデメリットは多少カバーできます。
自宅ネイルサロン開業に資格は必須?取得するメリットや無資格デメリットを解説
【2024年最新】ジェルネイル資格|ネイリスト通信講座おすすめランキング10選
独学で資格を取得する
独学で資格を取得する方法もあります。
独学のメリットは、通信講座と同じように場所・時間を問わずに学習できる点です。
ネイルスクールや通信講座と比較すると費用を抑えやすいため、「時間やお金を徹底的に節約したい」という方に向いています。
ただし、級が上がるほど苦労する可能性が高いです。
JNECネイリスト検定3級+JNAジェルネイル検定初級までなら独学でも取得可能ですが、それ以上はやや難しいかもしれません。
ネイルスクールは通学と通信講座のどっちがいい?それぞれの違いとメリット・デメリットを紹介
ネイリスト30代|ネイルスクール選びのポイント

未経験30代がネイリストを目指すなら、ネイルスクールに通うことをおすすめします。
ネイルスクール選びのポイントは以下の3つです。
予約の取りやすさ
ネイルスクール選びのポイント1つ目は、予約の取りやすさです。
ネイルスクールには、平日昼間に通う「全日制」と好きな時間帯に通う「フリータイム制」の2種類があります。
仕事や育児に忙しい方にはフリータイム制を選ぶことになりますが、フリータイム制では毎回予約が必要です。
最近はWeb予約が可能なネイルスクールが増えていますが、「予約方法が面倒ではないか」「スムーズに予約を取れるか」を確認しましょう。
認定校であるか
ネイルスクールを選ぶ際は、JNA認定校であるかを確認しましょう。
JNA認定校とは、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が定める安心・信頼のための基準を満たした教育施設を指します。
JNA認定校には、ネイルに関する正しい知識・技術を学べる保証がついてるようなものです。
JNA認定校の中でも、とくに優秀なJNA本部認定校を選ぶとより安心でしょう。
資格取得・就職・開業の実績とサポート
ネイルスクールを選ぶ際は、資格取得・就職・開業の実績とサポートをそれぞれ確認しましょう。
- 各資格の合格率はどれくらいか
- 「検定合格保証」があるか
- 就職率
- 開業の実績
- 就職・開業サポート
これらの項目は、公式サイトやパンフレットに記載されていることが多いです。
「ネイリスト30代」に関するよくある質問

最後に、「ネイリスト30代」に関するよくある質問に回答していきます。
30代ネイリスト未経験でも自宅開業できる?
30代未経験でも自宅開業は可能です。
サロン勤務を経て独立するネイリストが多いものの、中にはネイルスクール卒業後すぐに自宅開業する方もいます。
自宅ネイルサロンなら、ライフスタイルに合わせてより自由な働き方が可能となります。
30代以降もネイリストとして働ける?平均年齢は?
ネイリストに年齢制限はないため、30代以降も問題なく働けます。
サロンで働くネイリストの平均年齢は20~30代と比較的若いものの、中には60代以上で現役の方もいます。
自宅開業や講師などを含めると、ネイリストの平均年齢は若干上がるでしょう。
30代ネイリストの平均年収はいくら?
30代ネイリストの平均年収は300〜360万です。
- 20代:200〜240万
- 30代:300〜360万
- 40代:220〜260万円
30代が年収のピークとなり、40代以降は徐々に年収が下がっていく傾向にあります。
ライフスタイルの変化などにより、40代以降はアルバイト・パートに切り替える方が多いのかもしれません。
東京の安いネイルスクール3選!スクール選びに役立つ5つのポイント
ネイリストは30代でも目指せる!未経験はネイルスクールで学ぼう
ネイリストに年齢制限はないため、30代未経験でもネイリストを目指すことは可能です。
ネイリストを目指す方は、ネイルスクールで学んで資格を取得することをおすすめします。
独学や通信講座でも資格取得は可能ですが、ネイルスクールには講師から直接指導を受けられるメリットがあります。
資格取得・就職・開業サポートもあるため、本気でネイリストを目指す方にとっては心強いでしょう◎