「ネイリストの就職先はどうやって選ぶべき?」
「面接の流れや注意点が知りたい」
ネイリストとして長く働き続けるためには、自分に合った就職先を見つけることが重要です。
就職活動に力を入れるべきですが、ネイル業界と一般企業では就職活動の流れや面接で聞かれることが異なります。
本記事では、ネイリストの就職事情について解説します。
失敗しない就職先の選び方や面接の注意点なども紹介するため、ぜひ参考にしてください。
ネイリストの就職先と選び方

ネイリストの主な就職先は以下の5つです。
- ネイルサロン
- 美容室
- エステサロン
- 結婚式場
- ネイルスクール
ネイリストの就職先として最初に挙げられるのは、ネイルサロンです。
ネイルサロンは大きく分けて「チェーン店」と「個人経営」の2種類があり、ネイリストが多く在籍する店舗では通年で採用を行っているケースもあります。
最近ではネイルメニューを提供する美容院やエステサロンが増えており、そのような店舗にはネイリストが常駐しています。
その他にも、結婚式場やネイルスクールに就職するのもありでしょう。
ネイリストの就職先を選ぶ際は、自身が就職先に求める条件を明確にしておくことが重要です。
「自宅から片道○○分以内」「土日祝休み」など、譲れない条件は人それぞれ異なります。
就職先に求める条件を明確にしておかないと、就職後のミスマッチにつながりかねません。
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ネイリストの就職活動の流れ

ネイリストの就職活動は一般企業とは少し異なるため、しっかりと流れを確認しておきましょう。
ネイリストの就職活動の流れを6つのステップに分けて紹介します。
1.求人に応募する
まずは、ネイリストの求人を探して応募します。
求人サイトや就職情報誌などで探す他、通っているネイルスクールで求人を紹介してくれるケースもあります。
一般企業は大半が4月入社ですが、ネイルサロンは通年で採用を行っている所もあるため、こまめに求人情報をチェックしましょう。
気になるネイルサロンを見つけたら、一度お客様として来店し、お店の雰囲気やデザインの傾向をチェックすることをおすすめします。
応募方法は媒体によって異なり、求人サイトは応募フォームからエントリー、就職情報誌や求人票は記載されている電話番号に連絡するのが一般的です。
2.応募書類を作成
応募手続きが済んだら、以下の必要書類を準備します。
必要書類は応募先によって異なりますが、一般的には「履歴書」と「職務経歴書」が必要です。
履歴書
履歴書は、学歴や職歴などその人物の状況を記した書類です。
履歴書はすべての項目を埋めることはもちろん、丁寧に分かりやすく書くことが重要となります。
添付する証明写真を撮影する際は、服装や髪型などの身だしなみに注意してください。
職務経歴書
職務経歴書は、過去の業務経験と仕事に活かせるスキルを記載する書類です。
他業種から転職する場合、履歴書とともに提出を求められるケースがあります。
新卒の場合、職務経歴書は不要です。
3.アートサンプルを作成
ネイリスト就職では、履歴書・職務経歴書とともにアートサンプルやネイル写真の提出を求められることがあります。
アートサンプルとは、自分が作成したネイルチップ作品です。
採用担当者はアートサンプルを確認して応募者の実力を判断します。
アートサンプルやネイル写真を持参する際は、応募先の客層やイメージに合ったものを選択しましょう。
4.面接
書類選考を通過した応募者は面接に進みます。
一般企業と同様に質疑応答を行うため、スムーズに答えられるように回答を準備しておきます。
ネイルスクールによっては就活の面接対策を行っているため、不安な点は講師や担当者に相談してみましょう。
5.技術チェック
ネイル業界と一般企業の大きな違いは、面接時に技術チェックを行う点です。
ネイルサロンによっては技術チェックを行わなかったり、2次面接で行ったりすることもあります。
技術チェックの注意点
技術チェックを受ける際は、事前に以下の3点をチェックしておきましょう。
- 試験内容
- 道具を持参するのか
- モデルは必要なのか
技術チェックで行う内容はサロンによって異なるため、具体的にどのような技術を問われるのかを確認しておきます。
また、道具を持参する必要があるのか、モデルを連れて行く必要があるのかも確認してください。
6.面接終了後
面接終了後、約1週間程度で合否連絡がきます。
電話に出られなったときは、できるだけ早く折り返すようにしてください。
何らかの事情で辞退する場合は、早めに連絡を入れ、お詫びの言葉を添えて丁寧に断るようにしましょう。
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ネイリストの面接で聞かれること

ネイリストの面接でよく聞かれるのは、「なぜネイリストを志したのか」という志望動機です。
また、「なぜこのネイルサロンを選んだのか」を質問されることもあります。
ネイリストを志した理由はスムーズに答えられても、そのサロンを選んだ理由で口ごもってしまう応募者は少なくありません。
採用担当者は「別にうちのサロンでなくてもよいのでは」と感じ、悪い評価となる可能性があります。
事前に応募先のサロンについて研究し、特徴を掴んで志望動機に盛り込むようにしましょう。
ネイリストの就職面接で気を付けるポイント

ネイリストの就職面接では、「身だしなみを整える」と「個性を抑える」の2点に注意しましょう。
服装指定がない場合はリクルートスーツで行くのが無難ですが、サロンの雰囲気によってはオフィスカジュアルでも問題ありません。
美容に関わるネイリストの就職面接だからといって、派手な装いで行くのはNGです。
ネイリストの就活面接はネイルを施していくことを推奨します。
ネイルサロンのコンセプトに合ったもので、派手すぎないネイルを施しましょう。
ただし、自爪で受けるように指定された場合は、必ず自爪で受けるようにしてください。
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就職活動に有利!おすすめの認定校ネイルスクール3選

ネイルサロンへの就職を目指すなら、就職サポートに力を入れているネイルスクールを選ぶことをおすすめします。
今回は、就職活動に有利なおすすめの認定校ネイルスクールを3校紹介します。
ネイルスクールシンシア

- 就職率100%
- 実践的スキルを強化した授業
- 手厚い就職サポート
東京新宿のネイルスクール・シンシアは、代々木駅から徒歩1分の好立地にあるネイルスクールです。
少人数制・フリースタイル制を採用しているため、社会人でも通いやすいでしょう。
ネイルスクールシンシアでは実践的スキルを強化した授業を行っており、サロンワークの技術を習得した上でサロンに就職できます。
就職サポートも充実しており、まずは一人ひとりと面談して就職先を決定します。
その後、スクールより就職希望先のネイルサロンへ連絡を入れる手厚さです。
アフロートネイルスクール

- 就職保証制度
- 生徒数を超える求人数
- 転職・再就職サポート
アフロートネイルスクールは、全国に22校舎を展開する大手ネイルスクールです。
アフロートネイルスクールでは、就職先が決まるまでサポートを受けられる「就職保証制度」を導入しています。
在学中はもちろん、卒業後もサポートを受けられる点が魅力です。
アフロートネイルスクールでは毎年、生徒数を超える求人が集まってくるため、一人ひとりの希望に合ったサロンを紹介してもらえます。
一度ネイルの現場を離れた卒業生のために、転職・再就職サポートも行ってます。
フェリスネイルスクール

- 就職率100%
- 効率的にサロンワークが身につく
- キャリアコンサルタントが在籍
フェリスネイルスクールは、即戦力で活躍できるサロンワークカリキュラムが充実しているネイルスクールです。
eラーニングやオリジナルテキストで効率的に学べるため、仕事や育児などで忙しい方にも向いています。
国家資格を保持しているキャリアコンサルタントが在籍している点も、フェリスネイルスクールの大きな特徴です。
100件以上の連携サロンの中から、あなたに最適な就職先を提案してくれます。
ネイリストの就職に関するよくある質問

最後に、ネイリストの就職に関するよくある質問に回答していきます。
正社員ネイリストの平均月収はいくら?
正社員ネイリストの平均年収は、322.8万円です。
参照:ネイリスト| job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
月収にすると27万円前後、手取り額にすると22万円前後です。
正社員ネイリストの平均年収は年齢によっても異なり、30代が最も高い給料になります。
ネイリストの給料は低い?平均年収はいくら?ネイリストの収入と働き方を調査!
ネイリストに向いている人はどんな人?
ネイリストに向いているのは以下のような方です。
- ネイルが好き
- 細かい作業が好き
- 集中力が持続しやすい
- 忍耐力がある
- ミュニケーション能力の高い
器用さや絵心はなくても、くり返し練習することでカバーできます◎
ネイリストに向いている人とは?性格や特徴・働く前に知っておくべきことを紹介◎
ネイリストの離職率はどれくらい?
厚生労働省の調査によると、ネイリストを含めた「生活関連サービス業・娯楽業」の新規学卒就職者の3年以内の離職率は、高卒で56.9%、大学卒で46.5%でした。
ネイリストの離職率に関するデータはありませんが、一説によると就職して1年以内に約50~80%が辞めてしまうといわれています。
ネイリストが退職する主な原因は、経済的理由、体力的な負担、職場の人間関係などです。
ネイリストの仕事は勤務時間内はほぼ座りっぱなしで、かつ集中力も求められます。
肩こりや腰痛などになりやすく、体力的な負担が大きい割に収入が低いと感じる方もいるでしょう。
しかし、初任給は安くても勤務年数が増えると収入アップが期待できます。
ネイリストにはサロン勤務以外の働き方もあるため、ステップアップも可能です。
就職サポートが整ったネイルスクールでプロネイリストを目指そう!
ネイリストの就職活動は、一般企業とは異なる点が多いです。
具体的には、アートサンプルの提出を求められたり技術チェックを実施したりするケースがあります。
また、通年で採用を行っているサロンも多いため、しっかりとスケジュールを立てて就活に臨みましょう。
本気でサロン就職を目指すなら、就職サポートが整ったネイルスクールを選択することをおすすめします。
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